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2019年10月16日14:16

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《ラグビーWC3》リーチコール誕生秘話

6分。
SCOの先制トライ。
一体、どれだけのトライを量産するのだろう。もう帰りたい泣き顔

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973322375&owner_id=8666179
(承前)

10田村。
16分。
0-7からのイージーPKを距離足らずで外し、先行き不安を感じさせる。
結果的にもう1本、PKを外すがコンバージョンはすべて成功。
『7の段』が得意なおいらにとっては、とてもありがたいスコアリングだ。
ロシア戦のガッチガチ田村のときはどうなるかと思ったが、予選プールの得点王、面目躍如。

ちなみに、小学校2年か3年のときに学校で九九を習う。
全部言えたら「中休み眠い(睡眠)」として校庭で遊んでていいという授業があって、7の段が得意だったおいらは、はみちん、否、もろちんイチ抜け。
一目散に校庭に駆け出し、友だちを待っていたんだが誰ひとり現れない。
陰湿ないじめか?神戸東須磨小学校か。
チャペルチャイムが鳴り、一人寂しく教室へ戻ると、女子の数人だけが九九パーフェクトを達成したが、男子が誰もクリアしなかったと、坂本先生が教えてくれた。
蟹座「女子、合格したら(校庭へ)降りてこいよ指でOK」
ひよこ「え〜っ、どうせスカートめくりでしょパンチ」
川オス8歳の夏。

3具。
21分。
松嶋のトライで同点にした直後、ろっ骨を痛めた具がスクラムを組めない。
FK堀江に促されピッチから出た具の目から涙が流れる。
JAPAN代表としてここまで支えてくれたプロップの要。
おいらはラグビー好きな理由のかなり上位に、自然発生的なダイバーシティの確立があげられる。スタンドからも具の頬に光る涙が見えたとき、この日、1回目のウルウルモードに陥った。
具の交替後にスクラムを組んだヴァルが、負けじとスクラムを支えスコットランドからスクラムファウルを取った。これが、勝負の分水嶺になったと、川オス的には感じている。

9流。
サモア戦の流は2度のインターセプトを狙われ、見せ場なくスーパーサブ田中にSHの座を譲らざるを得なかったが、この日の流は後半交替までミスなく切れのいいパスをバックスに配給。
オフサイドギリギリ(後半は、もはやオフサイドそのもの)で飛び込んでくるスコッチ団の隙間を貫くギリギリのパスは、キック戦法を封印したジャパンに展開ラグビーの余裕を与えてくれた。
自称ファン歴30年のワイフさんいわく、
牡羊座「この試合、往年の早稲田ラグビーを見ているようだぴかぴか(新しい)」と、興奮を伴ってつぶやいた。正解としておこう。

6リーチ。
フォト
あれ、このリーチコール。「新作」の発信源って、おいらじゃんね?(←川オス様)
これまでの3試合ではなかったコールが、前半にじわじわと浸透し、いよいよ後半にはスタジアム全体をとどろかす。
前半、それなりの時間を経過したころだと思う。
リーチがこの日、初めてボールを抱えたときに、息を深く吸って、
蟹座「リーーーーーーーーーーーーチ」と、ロートーンな大声で唱えてやった。
歌舞伎座の大向こうで鍛えたのどだ。それなりにでかい。100万デシベルぐらいある。

自称、リーチコール発祥の人(←おいら)。
南アフリカのプロップがボールを持つと、スタンドから湧き上がる「ビースト」コールを知っていた。ジャパンで一番リスペクトされている選手といえば、万人が万人とも五郎○、否、リーチと応えるはずだ。
それならば「リーチ」コールは必然だった。

それほどボールを持つ機会のないリーチだけど、ファーストホールドの場面で叫んでやったら、これに反応した前方席や後方席のファンたち。
ブタ「おもしれぇ!」と言葉を発し、連なるように「リーーーーーーチ」と追いかけてくる。
これを追っかけリーチという。
馴れないコールなので、少し遠慮気味な広がりだったが、2度目、3度目のアタックにはスタジアム全体にコールが広がっていく。
フォト
これが記事になっていたのでワイフさんに自慢したら「あたしも言ってたよ指でOK」と、元祖リーチコールを主張する。長浜ラーメンの元祖・本舗・老舗の闘い、その代理戦争が、ここに開戦した。

72分。
交替をしてもなお、タッチジャッジにベンチバックを促されるまでサイドラインにたたずんでいた。
《嗚呼、ここで燃え尽きたのか。これで引退してしまうのか》と、彼の背中に寂寥を感じながら、この日、2回目のウルウル。
いや、まだ31歳。次回のフランス大会もリーチコールに応えて欲しい。
ルークじいさんを見習え。もはや38歳、スコッチ戦フル出場。

11福岡。
オープニングでナショナルアンセムを歌うフィフティーン。
頭や腕や膝に巻かれたバンテージが、まるでベトナム戦争の兵士を見るようだ。
練習試合だった南アフリカ戦で芝生につまずいて自爆。
初戦の戦列を離れていた彼の姿は、歴戦を重ねてきた兵士たちとは違い、本土からやってきた勇敢な補充兵のように、ゆとりさえ感じるスマートさが発せられている。
彼がスタートに立っている安心感。

前半のファーストトライの切っ掛けから、彼の技量と実力が際立っていた。
今回のワールドカップで象徴的なワードになっているのが「ジャッカル」と「オフロードパス」。
特に、解説の下手なジャパンOBに限って「ジャッカル」の単語を連発するが、その中でも吉田義人の解説はあれだ。伊勢丹でスーツを売るがいい。
一方の「オフロード」。
大学はもとより、小学生のラグビースクールだって両手で確実なパスが求められ、タックルされたら途中でボールを離さずに、倒れてから地面に置いて、SHへ配球するのが基本。
倒れながら放り投げたら、北島御大なら間違いなくグランド30周である。
ここまでオフロードが見事に決まると、必ずマネをするクソガキ、否、スポーツ少年。
そのザマを叱り飛ばすコーチがパワハラとかで排除され、不寛容なラグビー社会が形成されていく。ダメじゃん、下手くそたちのオフロード。

39分。
田村が2度目のPKを外し、ドロップアウトからのマイボール。
ラファエレのグラウンダーキックがラッキーバウンドを伴って、福岡の伸ばした左手にすっぽり入りトライ and ハーフタイム。
彼の伸ばした手が利き腕の「右」ではなく「左」であることに、また一つ感激をする。

42分。
ノックオンだ!と叫ぶスコッチ応援団の抗議をあざ笑うかのように、スタジアムのビジョンにはタップして奪ったボールを地面すれすれでキャッチして、エンドゾーンへと走りこむ福岡の姿が映りだされる。
素敵過ぎる。スコアは28-7という、信じられないことばかりの出来事が目の前で繰り広げられていく。

福岡堅樹。ジーニアス。
ラグビー人気が一過性のものではないとすれば、トップリーグ「パナソニック」戦は盛り上がるに違いない。
ただ、五郎○のときも一過性だったので「パナソニック」戦もそんなに盛り上がらないに違いない。
ただ一つ約束できることは、彼の引退試合となる2020年7月29日、味の素スタジアム。
生観戦で深い感謝とともに送り出す。名医となれ。

(つづく)



Tシャツ(ボーダー)日本が平尾さん命日に4強届ける!20日運命南ア戦
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