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2016年07月22日01:24

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ブリッジ・オブ・スパイ




『ブリッジ・オブ・スパイ』

  最近のスピルバーグでは分かりやすかった。タカ派であろうがポピュリズムであろうが、ニューディール的社会福祉国家的であろうが、まったく関係ない。キャプラもフォードもスピルバーグもアメリカは好きだけれど、国と個とは違う、って言うことブレない。自分がそうであればそうなんだということ、まさにそうなのである。未知との遭遇やE.T.のときから全く、一貫してある。
  水戸黄門的に繰り返される、人道的とか個としての尊厳、自由、と、またかと思って観ていたけど、ハンクスが広げる絵のとこでは清々しく感動する。上手いなと思った。スコセッシやアレン、リンチは人間てこんなに弱いんですよ、弱い生き物だと言うのがなるほどとおもしろかったけれど、スピルバーグの凛々しさはやはり感動する。

  ちなみに、弱さとは、スコセッシの場合は一見強そうに意気がるけど内面ブレまくり、アレンの場合は欲望には素直に一直線に一途だけど内面はブレまくり。リンチの場合は諸悪説である。人間の弱さばかり追求されるのも飽きてきた。

しかし、スピルバーグもイーストウッドも、かつては架空的な物語ばかりだったのに、最近はどうして史実を基にしたものばかりを描くのだろう。と、現代のアメリカがみえてくる。

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