今冬のライダー映画を、先の日曜に観て来た。フィギュアのコレクションでいっぱいの仮面ライダーマニアの部屋が映されていた。
土曜に忘年会で会った人たちは、いろいろネタバレしないように気を遣ってくれてたんだけど、それ以前に自分自身で情報をシャットアウトし切れなかった。こういう時は、映画を観るまでテレビもネットも絶つのが常套なんだけど、ついついニチアサをリアルタイムで見てしまったのだ。
これまでの例から、東映が公開前にネタバレに配慮してくるとは思わなかった、ということもあるし、公開前までこんなに配慮していたのに、公開翌日にはニチアサでネタバレをかましてくるとも思わなかった。油断していたのだ。
【自分が採った間違った行動】
土曜:ニコ生タイムシフト視聴期限が近い少年ハリウッド一挙放送を見てから、忘年会へ。
日曜:ニチアサをリアルタムで見てから、ライダー映画を鑑賞。
【自分が採るべきだった行動】
土曜:何はともあれライダー映画を観てから、忘年会へ。
日曜:何はともあれグリッドマン最終回を見る。
まぁ、ネタバレへの考え方は人それぞれだけど、ネタバレで興味を引く場合だってあるし、ネタバレが本来の感動を台無しにすることもあるので、結局のところ作品と見る人次第ではある。
さて、新作映画それ自体は、最近の冬映画と同じく、設定の使い方はとても良いが、ストーリー展開自体は雑なところも多い。ヒーロー集合映画としては、マンネリ化しているところを、20作記念と銘打って、特別感を出すことに成功している。総じて良いライダー映画だったと思う。
ただ、長年シリーズを重ねてきたことの強味を出していたのは、先般のプリキュア15周年映画の方が上手かったと思う。狙い所が同じだと思うので、つい比較してしまうが、アニメと実写の違いも大きい。決してライダー20作記念が下手だという意味ではない。
声の出演として、アギト、龍騎、ディケイド、ゴーストが出ていて、他は音声ライブラリを使っていたようだ。ライブラリの使用は、本物感は出るが、セリフが限定的になるので、一長一短だと思う。決めセリフ以外のセリフをマッド的に編集すれば、自由度も上がるかもしれないが、まぁ権利関係で問題になりそうだ。
いずれにせよ、たまには関智一の声の出演がない仮面ライダー映画というのも新鮮でいいかもしれない。
あと、佐藤健がウラタロスだったのは、ファンの予想通り、それ以外の憑依キャラの演技を再現するのが難しいからという、本人の意向だったようだ。年を経て、演技が変わったことで、それを野上良太郎の成長として見てもらうよりも、ファンにとっては昔どおりのキャラを見てもらう方がいいという判断で、それならウラタロスだ、となったようだ。なお、佐藤健の出演は、脚本の下山氏ですら知らなかったとかなんとか。
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