映画のハシゴ（12/19）

「シュレック フォーエバー」
シリーズ3作目がイマイチだったので不安はあったが、4作目にして完結編となる本作はなかなか面白かった。3Dを効果的に活かした構図が多く、物語もテンポが良くて楽しい。


「キック・アス」
勉強も運動もダメな冴えない主人公が、正義感とヒーローへの憧れが高じて、通販で買ったウェットスーツとマスクで町へ繰り出してしまう。当然、チンピラにぼこぼこにされるのだが、その様子がネットに流れてヒーロー「キック・アス」は人気者となる。
一方、妻を亡くした元警官（ニコラス・ケイジ）は、こともあろうに一人娘を殺人マシーンとなるよう教育を施し、親子で覆面ヒーローとなって麻薬組織への復讐を果たそうとしていた。

アメコミ原作の魅力的なプロットである。こうした非モテ男が頑張る映画の主役を、洋画ではいかにも非モテ顔の役者が演じていながらそれが最後にはかっこよく見えてくるのが痛快なのに、邦画だと最初からイケメンが演じるのでテーマ自体台無しになりかねない、なんて話をワダツミさん、寄星蟲さんと話していたのだが、これに関しては言いたいことを書いているとかなりの長文になりそうなので省略。広島での公開日は2月12日だそうだ。

覆面ヒロイン「ヒット・ガール」を演じるクロエ・グレース・モレッツは役上は11歳で、現在13歳。主役を食うような活躍をしながら、本作はR指定なので観られないのだとか。かわいらしい彼女が恥ずかしい格好で暴れ回る姿を見るだけでも、この映画を観る価値はある。