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2022年01月12日23:41

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映画日記『こんにちは、私のお母さん』

2022年1月12日(水)

『こんにちは、私のお母さん』(2022年)
監督:ジア・リン
伏見・ミリオン座

小太りで風采のあがらない馬鹿娘が、ひょんなことから1981年にタイムスリップした。
そこで娘は、若き日の自分の母親と出会う。
母親はまだ独身、工場につとめる労働者。
職場の仲間たちとワイワイガヤガヤと楽しそう。
生まれてからこれまで、ドジばかりで、母親に気苦労ばかりかけてきた娘は、一計を案じる。
それは、つましい暮らしを続けてきた母親に、裕福で安穏とした未来をプレゼントしようというもの。
そのために、母親を資産家で党の有力者のボンクラ息子と結婚させようと、娘はあの手この手と大奮闘するのだったが・・・・

タイムスリップによる中国版“バック・トゥ・ザ・フューチャー”もの。
監督兼主演のジア・リン扮する馬鹿娘と、トンチキな登場人物たちがくりひろげる騒動に大笑いだった。
その笑い、吉本新喜劇ばりのコテコテ。
そして、笑いのあとに涙あり。
終盤の、母親が愛する我が娘(こ)に見せてくれたイリュージョンに涙腺崩壊。
流れる涙と鼻水でグジュグジュだ。
ところで、帰宅して本作の作品紹介を読んでびっくり。
それは、ジア・リン扮する馬鹿娘の年齢が、設定上は高校生だという。
えええ????、誰が見ても中年女だ。
実際、撮影時に彼女は39歳だったという。
しかし、映画を最後まで見ると、この役だけは、誰にもやらせたくない、自分がやる!!
という強いおもいが伝わってきた。

冒頭のモノクロ画面からカラーに変わっていく1980年代の中国に胸がキュンとなる。
日本でもそうだが、いまは1980年代が、ノスタルジーの対象なのだろう。



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