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2026年07月14日11:00

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「いま、私は現代アートと出会う」/浜松市美術館~1

浜松市美術館で開催中の「いま、私は現代アートと出会う」展を観る。
開館55周年記念展と謳われている。

本展チラシ、表と裏。
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・会期 2026.6.20~8.30

展示作品、39人による75点は全て「Nコレクション」との事。
その「Nコレクション」については「ある1人のコレクターが蒐集した膨大な現代アートコレクション」と書かれているだけで、それ以上の事は調べても分からない。

同コレクションを、色や形、光や線、人、風景や記憶といったシンプルなキーワードで構成した由。
1.「色やかたちが織りなすリズム」
2.「光を表現する」
3.「人を描く」
4.「1本の線の中に」
5.「風景と記憶」

最近は写真撮影を可とする展覧会も多いが、本展では以下の通り禁止されているものが一部ある。
1.の草間彌生作品全6点、田中敦子1点
4.の吉原治良1点
以上全8点。
且つ、作品解説のキャプションは75点全展示撮影禁止。これは珍しい!

最近はまたSNSに採り上げるのを推奨している展覧会も多いが、本展ではSNS投稿を禁止しているものがある。
1.から、アンディ・ウォーホル、ダミアン・ハースト、アライン・ビルテレースト、ジャスパー•ジョーンズ、フランク・ステラ、グザヴィエ・ヴェイヤン各1点。
2.から、アンドレアス・グルスキー、アニッシュ・カプーア各1点。
3.から、ロイ・リキテンスタイン、ジュリアン・オピー各1点。
4.から、塩田千春1点
以上全11人。全39人がベースだから、割合はかなり高い。

それぞれの理由は分からない。Nコレクションまたは浜松市美術館の意向だろうか? アーティストだろうか? 同じアーティストでも、他の企画展で写真撮影可としていた例はたくさんあった。
SNSに投稿されたくない/して欲しくない、というのはどういう感覚・発想だろうか?

そんな訳で、レポートは注意して書かねばならない。

1.「色やかたちが織りなすリズム」

まずは草間彌生だが、全6点共撮影不可。ついては、中日新聞7/7の朝刊記事で紹介しよう。
《A.PUMPKIN (Y)》(2004)は本展作品リストの01番で、チラシのメインビジュアルでもある。
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モチーフは草間の好きなカボチャ、生命力に溢れ、大小リズミカルに反復するドットは遠近感表現にもつながっている。

次に中西夏之(なつゆき/1935-2016)《中央と後方~地塗反転~1》(2009)。
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中西は高松次郎,赤瀬川原兵と芸術集団「ハイレッド・センター」を結成、実験的なパフォーマンスによって既成の芸術概念を問い直した。
1980年頃からは2m程の絵筆を使い連作を制作した。画面から距離をとり、遠隔操作をするような意識で、独特な絵画空間を追求した。
白やグレーの無彩色の画面に紫色が震えるように点在する。
下は7.11の朝日新聞に掲載されたもので、2002年山梨県、中西のアトリエ風景。
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菅規志夫(すがきしお/1944- )《周界詩因》(1991)
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菅は、本展に展示がある李禹煥と同じ「もの派」の中心的存在。
木で作った枠に、流木をはめ込み、朱色のペインティングを施した。「もの」そのもの、あるがままを見ればいいのだろうが、つい木枠は額縁か窓か門のようにも見えてしまう。流木は吊るされた人か、吹き抜ける風が屍を揺らすが如く。

ジェフ・クーンズ(1955- )《バルーン・ドッグ》(2015)イエローとマゼンタ2点
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米国J・クーンズの〈バルーン・ドッグ〉は1944年に制作が始まった。
子供の誕生日などにプレゼントする風船を巨大彫刻にする〈セレブレーション〉シリーズ、それを小型化し、おもちゃのように銀の皿に載せた。
重さのない風船のように見えるが実は磁器でできている。

(続く)
 
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