(続き)
3.は、元々クラリネット(含むバスクラリネット)のために書かれた。
今回の演奏は、加藤のマリンバliveソロとpre-recordedされたマリンバ、全10パート(!)のアンサンブルで構成された。
普通のマリンバは4オクターヴだが、加藤は5オクターヴのマリンバと多種のマレットを自在に組み合わせ、独自の響きと色彩感を表現している。
4.のオリジナルはフルート(含むピッコロ)のための作品。ピッコロによる高音域は、グロッケンシュピール(鉄琴)を加藤は用いた。
アンサンブル構成は、加藤のグロッケン+ヴィブラフォンのliveソロとpre-recorded、これも全部で10パートとなる。
左がグロッケン、右がヴィブラフォン。
ライヒ作品は、彼の80才アニバーサリーコンサート(2017/東京オペラシティ)も含め、放送では聴く機会が何度もあったが、3.と4.は、残念ながらこれ迄原曲を聴いた事がない。
今回の演奏からすると、モチーフは極めて打楽器的なもののように聞こえた。これをクラリネットやフルートで一体どう演奏するのだろうか、どう聞こえるのだろうか、と、私は想像すらできなかった。興味が湧く。
収録 2021.2.? / NHK放送センター
放送 2025.7.9、NHK-BS「クラシック倶楽部」(再放送または再々放送?)
加藤は同様の多重録音プログラムでCD(LINN Records )も出している。
『Kumiko Plays Reich』(2011)
『Kumiko Plays Reich�供�(2024)
生コンサートは、「加藤訓子プロデュースSTEVE REICH PROJECT」と称し、pre-recordedスタイルと、仲間と多人数の演奏スタイル両方を全国で精力的に行っている。
番組にビデオ出演していたライヒの口調から、加藤に対する信望は益々強くなっているようだった。
来年は生誕90年の年になるが、ライヒには是非共元気でアニバーサリーコンサートを迎えて欲しいものだ。
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