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2024年10月21日14:47

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《2024滋賀1》そんな寺ちがい

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今年、一度も歯牙にもかけなかった滋賀県に初見参新幹線
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丹下健三らしからぬ、威風堂々としたタワーホテル。
内装に見どころを探してみたけれど、どこへ向かってもビジネスライク。

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オフィシャルタイムにつき、エピソードゼロ。
びわ湖沿岸に立ち『跳んで埼玉2』で討ち死にした飛び出し坊やを探したけれど、みなどこかへと埋められてしまったようだ。
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登壇した坊主の話に笑い、出てきたコース料理に舌鼓を打つおにぎり
とはいえ、写真にも残す必要のないアンニュイな時間。
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ただただ、その経過を俯瞰的に眺め、デザートサービス前にクルマへと乗り込んだ車(セダン)

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《近江国一之宮 建部大社》
滋賀県内。多くの建物巡りをしてきたけれど、幾つかのスポットを残していた。
静謐な境内で祈りを捧げ、滋賀tripenartの無事を願う。
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滋賀tripenart 最高の想い出。
びわ湖の東に著名な名刹あり。天台宗3寺院を称して《湖東三山》もみじ
紅葉にはまだ早く、時間も限られていたため、三山のうちの1つ『西明寺』のみにターゲットを絞り、ハンドルを向けた。
ナビにはあらかじめ調べておいた住所からの登録。東西南北がわからなくても、ナビに従えばくまモンだって間違えずに到着する。
目指す寺まで「40分」の表示。ただ、高速に乗らず下道を指示している。
観光地が限られている滋賀県において、湖東三山は優良な観光資源。ゆえに、高速道路のスマートインターも設置されているのだけれど、ナビはそれを指示しない。

広域農道をひた走る。
疑問はあった。有名どころのはずなのに、何ひとつ「西明寺」へのルート表示が見当たらない。さらには、神社や公民館のルートがでてきてもなお、西明寺の西一文字すら現れない。ちょっと不安げっそり

やがて、目的地まで残り300mほど。
ようやく『西明禅寺』の矢印が現れた。
この日は金曜日の昼下がり。通りかかるクルマは皆無。
そんなに空いているのか、滋賀県。

寺門が見えてきた。
げっそり
ちっちゃ。

我が家の菩提寺よりも小さい。
しかも、恐ろしいことに駐車場がない。湖東三山、そんなはずはない。
しかし、駐車場は見当たらない。何よりも団体バスを停めるところすら見当たらない。
レンタカーの軽は、仕方がないので、路駐車(セダン)
誰一人として咎めるものもない。

鐘楼を見つけて鐘を撞くるんるん
十一面観音堂は閉鎖されており、小さな本堂へと向かう。
賽銭を入れて、頭を垂れながら上目遣いに本堂を観ると、障子の向こうから4つ、8つの視線が痛い目
合わせた手を放し一礼。
すると、広間から声が掛かる。
牡羊座「お茶でも飲んでいきなさい」
開いたガラス戸から覗いてみると、9人ほどの婆さん集団。湯ばあばの里かげっそり

上がることを躊躇していたら、
猫「18日は観音講。いま、拝礼を終わってお茶しているところ。良かったら、観音様拝んでいくかい?」
秘仏が見られるかもしれないという下心。靴を脱いで観音堂へとお参りをしてみたが、やはり扉は閉じたまま、それでも貴重な仏間を訪ねることができた。

戻ってくると、9人の婆さんたちから、聖徳太子を目がけるように質問の総攻撃。
どっからきた、なにしにきた、どうやってきた。そもそも誰やねん。

93歳の最長齢を筆頭に、推定平均年齢88歳。しかも、近江弁。
厩王子が乗り移ったかのように、それぞれの質問に丁寧に答えるうちに、この場所が湖東三山の『西明寺』ではなく、小さな小さな村のお寺『西明寺』であることに、ようやく気が付いた。
次なる目的地まで20分もかからない想定なのに、婆さんたちによると、
ひよこ「その町なら遠いな。4,50分はかかるで手(パー)」の交通情報。
このセリフが、寺違いを認めるトリガーとなっていた。

それでも、まったく後悔の念はない。
婆さんたちとお茶を飲み、お菓子をいただき、お土産に「庭で摂れたさくらんぼ」という栗までいただいた。袋いっぱいの栗。
お持たせとなったゴーフルは、やがて映画『人間の証明』のストローハットのように、旋回を描いて小さな溝へと舞い落ちて、そして詩が生まれていくもみじ

ペンギン「母さん、僕のあのゴーフル、どうしたんでせうね?
ええ、秋、日野から多賀へゆくみちで、谷底へ落としたあのゴーフルですよ湯のみ」

湖東三山には行けなかったけれど、それはまた行けばいい。
今度はしっかりと予習して、三山ともに回ればいいもみじ
もし、目的地を間違えていなければ絶対に会うことも、話すこともできなかった日野のおばあさんたち。
「神奈川からやってきた」おかしなおかしな旅行者に、満面の笑顔と、持ち寄ったお菓子をお裾分けしてくれた一期一会。時計を見たら30分が経とうとしていた。
獅子座「もう、会えないかもしれんけど、どこかで会ったらよろしゅうな」

旅にはこんなステキな出会いがある。
だから、やめない。やめられない。
ありがとうペンギン

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(つづく)



ブタ91歳・高木ブー、アキレス腱断裂からの仕事復帰を報告 野村義男と笑顔で2ショット
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