何年振りになるだろうか。尊敬する高校時代の先輩に会うことができた。
7歳ほど年上となるが、風貌は変わらない。
自分自身が美しいものを求めて東奔西走していることを語ると、

「君は昔から何をやってるかわからなかったけれど、ますますわからないね」と、誉め言葉をいただいた。
ノンアルコール派であることを伝え、次回は850円ランチをご馳走してもらうことを約束して別れを告げる。先輩ったら、社交辞令が通じないことも知らないで。
《石川2》承前
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987783277&owner_id=8666179
今回の旅の主目的は野望達成のための福井 tripenart
ところが、その右側、石川県でいまだウロウロ
図書館からふたたびバスに乗って、まるび最寄りの停留所からウォーキング。
見えてきたエリアソンに再会のあいさつを交わす。
『POP UP ART』(金沢21世紀美術館)
初めて”まるび”を訪れたのが2010年。それから14年、もう何度目になるだろう。
能登地震の影響を受けてエルリッヒは、あと2週間入室不可。
そのお陰でミュージアムが所有する名品を12点、無料展示を行ってくれている。
まったくの偶然で立ち寄った大好きな美術館のひとつ。
無料で歓迎してくれるその奇跡が嬉しい
今日のタレル。
この日は青と白のコラボレーション
ほっとひと息。この時間がまったく贅沢だ。
冒頭からの須田悦弘『バラ』
床に跪いて、壁に寄り添って、バラの彫刻に感動する神奈川県民。
しかし、ここは現代アートの聖地・まるび。
どこの美術館よりも、須田作品に注目する鑑賞客が目立つ
英語の先生にして和訳していただいた正解は、やがて終着点に現れる。
概ね正解。
ライアン・ガンダー『あなたをどこかに連れて行ってくれる機械』
つまりピノ―コレクションの絶品『アイ・アイ』の作者。
彼がぼくらをどこでもドアにいざなってくれる。
ボタンを押して出てくるプリントに記載された数字をスマホマップアプリに打ち込む。
ぼくはやがてプラハから離れること数百キロのチェコ南部に身を置くことになる。
南米が出ても残念がることはない。実は残念だけれど
光庭に置かれた《無題(コンクリート・ランドスケープ)》2010+ 《クリン クロン》2010。ペーター・フィッシュリ/ダヴィッド・ヴァイスの作品。
かつて、ここにイブ・クラインの青が置かれていた。
屋根に眼を移すと両手を雲の広さを測っている。
2010年に訪れた時も彼はこうしていた。
その時の展覧会が『ヤン・ファーブルと舟越桂』。
ずいぶんとセンスがいい(自画自賛)。
部屋をプロジェクト工房に移し、ヤノベケンジの出世作に出会う。
2004年の開館時、この工房でレジデンスアートを手掛けていた矢延憲司。知らなかったけれど、ぼくより年下。
まるで神奈川からの旅行者を待っていてくれたかのような歓待ぶりで、十分すぎるほどこの作品を解説してくれた。
《喪失の美学》2004(サラ・ジー)
制作年度が示すように、このインスタレーションも開館に合わせて作られたまるびの至宝。

「今回の展示に合わせて再構成されました。つまり、開館以来、2度目の公開。20年振りということになります

」
ヨクゾヤッテキテクレタ、アナタハツイテイル。
言葉によって握手を求められているような親近感。
どんな作品に出会うよりも、この出会いが一番嬉しかった。
ありがとう、まるび。間違いなく、またやってくる。
1時間ほど余裕ができた。
考えもせず三たびバスに乗って金沢駅。
フリーパスの破壊力
なぜか慌てて下りた加賀温泉駅。温泉に行きたいわけではない。
《加賀市美術館》
駅から歩いて1分。もはや駅前
曰く、電車待ち時間合わせの美術館。
有料の常設展は避けて、無料のクラブ展。いわゆる絵画好きなシロウト集団の展覧会。
『シャケ』(柿谷昭一郎)
作家名を記録しても仕方のないことだけれど、冒頭に展示してあったこの作品から圧倒された。もろちん、高橋由一の『鮭』
知っているからこその感動。
とにかく秀逸。自分自身に絵画の才能が微塵もないことは差し置いて、このクラブの作家たちはとっても優秀だ。黒原先生なら美術の成績「9」をつけてしまうだろう。
山下誠一。誰やねん。誰でもいい。二度見するほど上手い。
三井聖子。
但し、上の壁画はやや勇み足。北陸新幹線・福井駅の高橋節郎だったかな。
『初秋の光の中で』(長谷川清)
鑑賞中、ずーーーーっと会話中だった当番のおばさん2人にようやく誉め言葉を捧げることができた。
主幹は御年85歳。なんと加賀市美術館前館長。すごい方でした。
さて、いよいよ福井県へ足跡をつける。
ゆっくりと味わうために、新幹線には乗らず IR での乗り込み。
これもまた乙じゃないか。
(つづく)

英チャールズ国王の肖像画にいたずら 動物愛護活動家アニメキャラ貼り付け
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7899083
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