旅に出るたびに夜の使い方が下手だと自己嫌悪に陥っている。
そもそも酒は飲めないし、風俗にカネを使うなんてもってほか。さらには、大してグルメでもないからコンビニ飯で間に合わすこと多数。パチンコで時間をつぶすぐらいなら、温泉に浸かっているほうが1億倍の至福。
今年、初福岡ナイトは結局、どうしても観たかった映画を追い掛けて久留米の夜。

映画レビュー
043『人間の境界』★6.
今年2本目の★6.満点越え。つまり、マイイヤーベストになるべき作品。
東欧の難民問題をあらかじめ知っていたのがアドバンテージになっていたのだろう。
上映時間152分の1分たりとも飽きることなく、まるで90分映画を観たかのようなスピード感と満腹感。
終映時間は20時30分。
平日夜、わざわざエンターテインメントとは真逆の、愚直な映画にやってきた鑑賞客4人。いずれもがエンドロールが終わるまで立つことはなく、その余韻に浸っていた。
人間の良心に切り込んできた。答えはない。
自分がその立場だったなら。
自分自身としてはシンドラーや杉原千畝になれる気持ちを常にもっている。
いつからか、そんな生き方をしている。
だから、少なくとも水俣病に苦しむ人たちの言葉を途中で切断するような、そんな心なき人間ではない。
或いは、生まれや国籍や性別などに差別をするような、クソレイシストでは決してない。
だから、きっと素っ裸になって寝てしまおう。
差別バカには観て欲しくない。良心を試す作品。
《福岡1》
3号線を北上して走っていると右前に大きな観音様が現われた。
高崎観音のデジャヴュにかかったように、予定にはなかった寺院詣りにハンドルを切る。
《成田山久留米分院》
観音様が子どもを抱いている。つまり、慈母大観音像。
美しき白衣。
500円払えば、洞内にも潜り込めるけれど、牛久・高崎・富津・富岡と試してみても当たりはない。なので、枠外から眺めて手を合わせておく。

アートレビュー
《八女市田崎廣助美術館》
昨年11月に立ち寄ってみたら、あいにく展示替えの休館で断念していた小さな美術館。
八女といって思い浮かぶのは「お茶」と「中野浩一」。
この町の名誉町民1号が画家・田崎廣助。
それほど有名銘柄ではないけれど、九州地区の美術館に行けば、ほぼ収蔵されていて彼の作品を観ることができる。
そんなうろ覚えで控えていた美術館。嬉しいのは『入館無料』ということ。
無料に勝るホスピタリティはない。(←ある)
『阿蘇の田崎』で一部には有名なようだけれど、今回の訪館が切っ掛けになって、また軽井沢へ出掛ける機会を見つけて、別の《田崎美術館》へも訪ねようと思う。
小さな美術館ゆえ、滞在は25分。芸術は、自分にとってなによりのグルメ。
(つづく)
■伊藤環境大臣が水俣病患者・被害者団体に謝罪 発言中にマイクの音絞った問題 岸田総理「不適切な対応だった」伊藤環境大臣続投の考え
(TBS NEWS DIG - 05月09日 04:36)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7854517
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