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2024年02月19日23:26

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映画日記『忍術御前試合』

2024年2月19日(月)

『忍術御前試合』(1957)
監督:沢島忠
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大坂城に施された秘密の数々を記した絵図面を巡って、秀吉側の若き甲賀忍者・虎若丸と、家康側の伊賀忍者・百地三太夫&石川五右衛門との闘いが始まる。
その争奪戦の決着を、大坂城での忍術御前試合で決することになり・・・・

忍術といっても近衛十四郎の『柳生武芸帳』シリーズみたいなリアルなものでなく、昔ながらのドロンパッと消えたり、ガマや大蛇に化けるといったもの。
こんな歳になっても、馬鹿らしいとおもう前に、けっこう楽しく見てしまった。
本作ではないとおもうが、子どものころ、この手のジャリ向けの忍術映画を見た記憶があり、忍術といったらガマや大蛇や大蜘蛛が出てくるものと相場がきまっていた。
そうでなければ、後年テレビの「隠密剣士」で、黒装束の忍者が手裏剣をビシバシと投げたり、ストローみたいなのを咥えて、城のお堀を潜っていくみたいなシーンを見て、これが本物の忍者であり、忍術か!!と、あれほどビックリすることはなかったはず。
さらには、忍者がパッと消えたり、逆回転で落石が元に戻ったり、あやつり人形の大蛇といった特撮にもならない特撮で、そのチープさがとても懐かしかった。
とはいえ、クライマックスの大坂城天守閣の屋根瓦での対決シーンのビジュアルと、悪役の百地三太夫に扮した月形龍之介が、力むあまり寄り目になってしまい、もの凄い形相になってしまうシーンは見どころだった。



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