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2024年01月28日23:56

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映画を見ない日の出来事417

映画を見ない日の出来事417

これまで一度も見たことのなかったNHKの大河ドラマを見続けている。
いつまで続くか分からないが、今回の「光る君へ」は、しばらく見ることになりそうだ。
というのは、花山天皇が出てきたため。
花山天皇は即位してからすぐに退位し、出家して花山法皇となり、西国各地の観音霊場を巡る旅に出た。
その花山法皇が巡礼したのが、今に続く「西国三十三ヶ所めぐり」だ。
いちおう「西国三十三ヶ所めぐり」を数年かけて回り、めでたく満願したので、花山法皇がどういう人物で、どんな経緯で出家することになったのか、興味をもって見ることになった。
ところが、「光る君へ」に出てくる花山天皇というのが、今風で言うところの「チャラい」アンチャンだった。そのうえクソ生意気で色好み。
扮する本郷奏多が細身なこともあり、神経質で冷淡な雰囲気もあり、はっきりいって敵役みたいな感じだ。
こんな人物の足跡をたどったのかと思うと、少々複雑。
まあ、ドラマなのだから、本気(マジ)になってもしかたない。
ところで、ドラマではしきりに花山天皇が好色であると強調しているが、そこで思い出したことがある。
西国三十三ヶ所めぐりをしていたときのこと、兵庫県三田市にある花山法皇の菩提寺である東光山花山院にお参りしたとき、寺へ行く参道の途中で「十二妃の墓」というのがあった。
花山法皇を慕う妃と女官たち合わせて12人が花山院近くに尼僧となって住みついたという。好色だったかもしれないが、同時に女性からは持てたみたいだ。
そんなことを、もっと早くに知っていれば、「家内安全、健康第一」なんて祈願せず、花山法皇に別なことをすがっていたものを。
あ、そうか、すがった先は観音様だった。



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