北陸応援旅割が始まった。
そんなニュースに触れて『はくたか』に飛び乗って富山県
JRのおじさんから「旅割りは3月からだよ

」と言われて、勇み足を知る。
それでもいい。まずは富山にお金を落とそう
雪は当たり前のように、おいらの行動開始とともにすっかりと止み、少し曇り空。
シャッター通りとなったアーケードを歩いていると、聞き覚えのあるAORが流れてきた。
人通りのないアーケードだから、ことさら、その楽曲がストリートに響き渡る。
立ち止まって、そして動けなくなった。
高校時代に間違いなく聴いていたバラード。
誰だろう。そして、何という曲だろう。
一度だけ躊躇して、そして意を決して扉を開ける。

「んっ?何かお探しかな?」
楽器屋の店主と目が合って、そう声を掛けられた。

「いや、そうではないんです。いま、外に流れている曲が気になって…誰の曲でしたっけ」
店主さん、ニコッと笑ってくれた。
ドアを開けて共に外に出て、エンディングを迎えそうな曲に耳を傾ける。

「ん〜、分かるからちょっと待っていてね」
きっと、店員さんの誰かが仕掛けたCDなのだろう。
ブルース中心の店主さん、店内に入ってプレイヤーを調べてきてくれた。

「JD.サウザーだ。知ってる?」

そうか、JD.サウザーか。

「影のイーグルスですね。Your Only Lonely とか、高校時代によく聴いていました

」
そんな会話が嬉しかった。
店頭に立って、最後までこの曲を聴き通す。
あれ、涙が溜まってきたぞ
40数年前、彼女に贈ったカセットテープには吹き込んであったかな。
烏の日がやってきたら、ちょっと尋ねてみようかな
富山県の伝道師・立川志の輔がプロデュースした地元活性化のための寄席『てるてる亭』は、無残にも正月の地震で内部に被害を受けて、タイガーロープとともに《建物修復工事のためお休み》の貼り紙。
志の輔の独演会も無期延期とある。
ただでさえ寂しい富山市中心地のアーケードが、まるっきりの閑散。
『バルビゾン派と写実主義』(GALERIE MILLET)
ミレーに逢えるまちなか美術館。
北陸銀行が所有するバルビゾン絵画をワンフロアに展示している常設館。
予想通り貸切で、展示室内にいた警備員さんと行ったり来たり。
入館料300円なのに、当日売りの『TOYAMA ART TRIP』を買えば、1館200円で鑑賞可能。お金を落としに来たのに、この貧乏性が治らない。
展示作品はミレー、コロー、ドービニー…バルビゾンな写実主義21作品。
つまりは、山梨県立美術館のダイジェスト版。
タクシーの運転手さん曰く、

「富山も氷見あたりの被害は大きかったです。だから、寒ブリを必ず食べてください。寒ブリの旬は、あと1ヶ月。3月になったら、今度はホタルイカ。富山なんて、海鮮しか自慢できるものがありませんからね

」と、自虐気味。
そんなことはないよ…と言えない自分が哀しい。

「あとは、白エビにのどぐろ。必ず食べてくださいね

」
もうこれ以上食べられません。というほどにいただいた。
鳥肌が立ってしまうほど美味かった
そして、ブタになる
(つづく)
■北陸観光、広がる風評=宿泊客減、復興へ来訪訴え―能登地震
(時事通信社 - 01月26日 09:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7725720
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