《瑠璃光寺》2015年11月
ニューヨークタイムズに「行ってこい」と言われたので人生3度目の湯田温泉
《瑠璃光寺》2024年1月
国宝の瑠璃光寺。
ニューヨーカーは知らないだろうけど、2022年12月から2026年3月まで大改修中で、五重塔はすっぽりとヘンテコなデコレーションストッキングに覆われている。
五重塔はあれだけど、曹洞宗の中でも相当立派な寺院の一つ。
ビリビリと神通力を感じながら、先生の郷里に手を合わせていた。
国宝が観られない代わりにライトアップとインスタレーションで厚化粧。
雪舟の詩がカバコフのように綴られていた
おでんもいいけど、山口といえばフグと瓦そば。
川棚温泉までは行けないので、湯田温泉の居酒屋でジンジャエールを飲みながら
甘めの醤油ダレが甘党のおいらに優しい。
温泉にたっぷりと浸かり、この地の守り獣である白狐にご挨拶
温泉の発祥は、かようにキツネだったり鹿だったり、或いは平家落人や坂本龍馬が発見する。
山口線・湯田温泉駅
この地はポストまでキツネ模様
ハガキを出すと油揚げになって配達されるらしい。
山口市で予定していた訪問先は2つ。
その前にホテルのライティングディスクで見つけた中原中也の詩集。
これを読んでいたら、予定のなかった記念館へとハンドルを切った
9時開館。
ホテルからわずか3分で着いてしまったので駐車場入りが8時55分。
迎えてくれた駐車場警備のおじいさん・中中さん(仮称)。

「開館前に来てくれるなんて本物(の中原中也ファン)だね

」

「神奈川県からやってきました。鎌倉の近くですよ

」
中原中也、終焉の地・鎌倉。
これでもう中中さん(仮称)の心をがっちりと掴み、入館前から中原中也ガイドがスタートした。
建物は宮崎浩(71歳)設計。最近作としては長野県立美術館が挙げられる。
隣地は中原家旧家。代々の地元名医で、相当な家作を残していたようで、跡地はすべて山口市に寄贈され、記念館敷地として充てられている。
これがすべて中中さん(仮称)のイントロデュース。
中原中也。やや陰鬱さを感じる彼の詩歌。
30歳で夭折した彼の人生を、生誕の地で初めて知る。
国語の先生でもないのに、彼のシンボルが帽子であることは知っていた
記念館でたくさん中原中也を読むことができた。
館内でチャレンジした超難問クイズに全問正解して、ちゅうや君ステッカーをゲット
スタートから思いのほか学習になった45分。
記念館を退館すると、予想通り駐車場には中中さんが待ち構えていて、プレゼントを用意してくれていた。

「荷物になるけど…」
袋に詰められた大量のペーパー。
クルマの中で開いてみたら、すべてが山口県の観光パンフレットだった。
確かに荷物になった
中中さん、シルバー人材センターから送り込まれた82歳。
おいらの大声を凌駕するほどの超大声で会話を愉しんだ。
駐車場から出ていく神奈川県民を、両手を振って笑顔で見送ってくれた。
山口市、初日から想定外のホスピタリティ。
今年行くべき場所3位に疑う余地もない。
(つづく)
■ニューヨーク・タイムズ、”今年行くべき場所”3位に山口を選出
(TRAICY - 01月10日 09:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=157&from=diary&id=7705459
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