麻布台ヒルズ。
混雑が落ち着いたら奈良美智とエリアソンを観てこよう。
それに加藤泉。ちなみに女性ではない。
そして、きっとすぐに視線に入るだろうヘザウィックの建造物。
昨夏、マンハッタンで《Little Island》を観てきたばかり
日本でヘザウィックを観ることができるなんて、森様様。この際、森喜朗にさえ感謝したくなる。(←しない)
三越の暖簾をくぐった時には、数分後にそんな奇跡が起きるとは夢にも思っていなかった。
待ち合わせ1時間前に到着して、まずは本館6階アートギャラリーがルーティーン
ちょっとした現代アートでも観られれば、と無欲の訪廊だったけれど、エレベーターの扉が開くと胡蝶蘭の大群が目に入る
《三越創業350周年 千住博展-伝統と革新-』★5.
そういえば、いつぞやの永井画廊で「三越で展覧会やるよ」と、龍之介先生が予告していたような、そんな記憶がよみがえる。
そんなことも知らずに、ジュリアン・オピーのTシャツという《非三越ドレスコード》でやってきてしまった還暦おやじ(←おいら)
著名人たちからの生花が並ぶ中、いざ、堂々と入廊。
作品の主体は昨年あたりから主張を変えた『Waterfall on colors』
カラフルな色合いに、展示室全体が明るい印象を作っている。
フロントで「解説書(フライヤー)がないか?」と尋ねてみたが、ジュリアン・オピーのTシャツでは相手にしてもらえない
それが三越さまの矜持だから仕方がない。
左廻りで鑑賞を続けていくと、ちょうど大作の前にアルマーニのスーツを着た紳士然がひとり、ぽつねんと立っている。

「千住先生…ですか?」

「はい。」
とても穏やかな表情と声量。これだけで心地よい。
1対1。千住画伯と会話するためのドレスコードは不要。

「展覧会おめでとうございます」をスタートに、多くの先生の作品を追い掛けてきたこと、大徳寺の襖絵を拝見したこと…そんなこんなを数往復に亘り会話ができた。

「まだ居りますので、ゆっくりご覧になっていってください」
特別展示室に案内を受けてモノクロの『Waterfall』を貸切で鑑賞する。
千住先生に御礼を告げて、もう一度、ゆっくりと1枚1枚、作品鑑賞を続けていく。
もうその頃には、スタッフたちからの視線が変わっていた。
彼ら、彼女らの前を通るたびに最敬礼を受けていく。これが三越流。
もろちん、好きな姿勢ではないけれど、ビジネスとしては仕方のないことか。
ディナータイムが迫っていたので鑑賞時間は40分。
出口に行くと、再び千住先生が(まるで待っていてくれたかのように)おいらを迎えてくれた。

「カラーもいいですね」

「描いていて楽しいんですよ」

「V&Aにも収蔵されたんですね。このあと、海外は?」

「内緒ですけど、来年▲●◆■に収蔵されることが決まったんですよ」

「それは凄いですね。おめでとうございます

」
直島や軽井沢、由布院。そして羽田空港、いわんや女川の温泉でも彼の作品を観ているというおかしな自信が、大先生との会話を流暢なものにさせてくれた。
ふらりと立ち寄ったギャラリーでまさかの展覧会に出会い、まさかのアーチストに遭遇する。この奇跡、いつものことか。
そして、三越スタッフの最敬礼。そういうものではない。
ハロウィンレスの街・渋谷。
宮下公園のモニュメントにあいさつを済ませたのち、インビテーションされたギャラリーへ初訪廊
『HIDDEN CHAMPION』(SEI Gallery)
現代アートファンにとっては垂涎の作品群。
幾つかの作品は天王洲や六本木でチェック済み。
ここもやはり若いカップルやステキな女性グループが目立っていた。
ZOZOに導き出されたアートバブルは峠を越したけれど、アートフルな番組も増えてきていてどうにか若者たちを取り込んでいる。
欧米に比べて市場規模がミクロな日本ではあるけれど、なんとなくジワジワと盛り上がりは見せている。
上野公園の人に溢れた美術館から、天王洲や六本木の裏通りへと、若者たちがベクトルを変えている。
安直で刹那的な感動しかできないデジタルラボに行く前に、ゆっくりと立ち止まって、ニューアートの魅力に目を向けて欲しい。
3月17日までに青森に行かなければならないのに、まだそのスケジュールすら決まっていない
このままぼーっとしていると、雪に埋もれてしまう
そしてKYNE
ぼくの宝物

麻布台ヒルズが開業、約400人が行列
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=63&from=diary&id=7648736
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