映画日記『春画先生』

２０２３年１１月７日（火）

『春画先生』（２０２３年）
監督：塩田明彦
名駅・ミッドランドスクエアシネマ

商業映画としては日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品！！

というキャッチコピーに釣られ、満員の通勤電車に乗って朝から春画だ。
皆さん、これから仕事だというのに、ひとりこれから春画というのが少々申し訳ない気分。
といっても、８時５５分の回しか上映してないんだからしょうがない。
変わり者の春画研究家に見そめられた若い女性が、いろいろあって、エロエロになっていくという、いわば艶笑譚。
お目当ての春画はどうということもなかったが、内野聖陽扮する春画先生の弟子を演じた柄本佑が登場するあたりから、話がどんどんと奇妙にねじれていく。
その奇妙さは、かつての天才子役から今やすっかり美魔女と化した、安達祐実の登場によって頂点を迎えた。
ヒロインを演じた北香那のがんばりもあり、楽しい１本だった。