香港の観光客離れは、時に物価安を連れてきてくれる。
人気のシンガポールに比べて、ホテル代の水準は日本と同じぐらいであるし、アメリカでは1杯3,000円のラーメンも、香港なら1,000円以下。
ほぼ日本の物価水準と思いきや、地下鉄やトラム、タクシー代は圧倒的に安い。
例えば地下鉄は85円、トラムに至っては36円。タクシーだって、初乗りは450円也。
《HKM2》承前
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SOHOで1軒目のギャラリーを見つけて幸先よしと思ったものの、そのあとが難儀した。
目的は《世界画廊》。7月の東京現代で出展されていたギャラリーで、その時にショップカードをいただいたご縁で立ち寄ることを決めていた。
スマホによるナビを頼りに、ホテルの裏口やクスリの売人が潜んでいそうな脇道を抜けて、ようやく辿り着く。
『Duration of Stay/Guanyu Xu』《Gallery Le Monde》
世界画廊と書くと大げさだけど、そういえば正式にはル・モンド。
なるほど、ギャラリーらしい名前がついている。
おそらくオーナーであろうギャラリーストが現れて、早速、作家さんの特長を「とても聞きやすい」英語で話だしてくれた。
横浜でショップカードをいただいたことを伝えると、

「彼女はぼくのパートナーでね、いま旅行に出掛けているよ

」と笑顔で教えてくれた。
しかし、この訳はTOEIC400の耳によるもので、実は「彼女は結婚したばかりで、パートナーと旅行に出掛けている」が正しい翻訳
学力テストでも話題になっていたけれど、困ったことにスピーキングも怪しければ、ヒアリングにも自信がない。
これから英語を学ぶ気もないし、一体、どうしたものやら
世界画廊をあとにして、もう一つ、同じビル内のギャラリーに入ってみた。
山口長男のような作品が掛けられている。
CLOSE10分前だったけれど、もう客は来ないとあきらめていたのか、鍵が掛かっている。ドアの横のフォンを鳴らし、堂々と「絵を見せてくれ」と伝えてみる。
身なりの素敵な紳士が現れて、困ったように語り掛ける。

「うちは家具屋で絵画は売ってない。上のフロアのル・モンドと間違えていないかい?」
ル・モンドは行ってきたばかりで確信犯。紳士の英語が聞き取れないと装って(←ほんとは聞き取れない)ずんずんと家具屋の壁に掛けてある名画を堪能する。
大通りに出てみると、ぐるりと徘徊したナビがウソのように、実は簡単に目的地を見つけることができたはず。グーグルではよくある話。また2日後に来ることになるから、その予習としては大成功。
『VIBRANT ESCAPE/Group Exhibition』
ギャラリー名は忘れたけれど、スタッフもおらずにまるっきり貸切のギャラリー。
しばらくすると、ギャラリストらしき東洋人が入ってきたけれど、実はスタッフにあらず。おいらがタブローにスマホを向けると同様に、作品を1枚1枚、丁寧にスマホに納めていた。同じ趣味人か。
続いては道路を渡った正面にあるアニメチックなギャラリーを発見。
『AS YOU DREAM』《ARTIFY》
ロッカクアヤコと奈良美智を足して煮込んで2時間ほど冷蔵庫に入れたような、そんな雰囲気の作品たち。
プライスを伺うと、それほど高いものでもない
キャプションにシールが貼られ、たくさんの作品が買われている。
こちらは女性スタッフと会話が弾む。
結局、ロッカクアヤコは知らず、奈良美智は知っていた。
お洒落な紙バッグを手渡され「プレゼント」だと言う
中身はこの展覧会のフライヤーとピンバッジ。そんなことより、日本からやってきたフリーランスの観光客に、こうしてホスピタリティしてくれることが、なんとも嬉しかった。
香港人のホスピタリティはこれだけにあらず。観光中、一期一会のすべての人たちが優しかった。だから、自分も日本にやってきてくれるインバウンドには精いっぱいの優しさでお返しをする。自分の中で、戦争なんて起きるわけがない。
そして初日、ギャラリーアドリブさんぽの serendipity がここ
《Opera Gallery》
道路からも確認できるボテロや草間彌生の作品。
入廊する前からワクワクする。
Manolo Valdés 作品。
初見は気が付かなかったけれど『ウルビーノ公夫妻の肖像』のオマージュではないかと聞こえてくる。だんだんとそう感じてきた。
やはり、本場ウフィツィへ行ったものの強さよ
もはや誰の作品かも気にせずに、迫ってくるタブローにいちいち感動が止まらない。
先ほど、隣のギャラリーで写メしていた紳士も、いつの間にか同じフロアにやってきて、少なくともおいらより丁寧にギャラリーの作品群をスマホに納めていた。
そして、やがてマスターピースに辿り着く。
ビュフェ
右下のおっさんはサム・フランシス。
ボテロ
そういえば、昨年展開された文化村のボテロ展は、良い展覧会だった。
シャガールくんは中学校で元気にやっているだろうか
彼はいい恩師に恵まれた。
驚くべきは、すべての作品がガラスケースもなく、生展示。
しかも、スタッフはテレビモニターを眺めているだけで、来廊者の自由自在。
営業トークのひとつもない。
金粉にまみれた作品は青くないイブ・クライン。
さすがにアクリルケース入り
Gフロア、Bフロアをたっぷりと鑑賞したあと、紳士も気が付かないほど狭小なメゾネットへ螺旋階段を進んでいく。
ANTHONY JAMES のインフィニティ作品。
やがて、それがオピーであることを知らされる
すべてが見事である
(つづく)
■ファミレスのドリンクバーで脂肪燃焼も!2000人をダイエット成功に導いた管理栄養士が教える「太らない外食術」
(クックパッドニュース - 07月31日 20:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=195&from=diary&id=7509249
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