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2023年04月08日00:45

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■鉄道旅行記 31

■鉄道旅行記 31

春の青春18きっぷを使って「聖地巡り」の二泊三日旅。

●2日目 4月4日(火)

この日はふたつの聖地を巡る予定。
高崎からJRと上毛電気鉄道を乗り継いで群馬県の桐生に出た。
桐生から終点の間藤を結ぶ「わたらせ渓谷鉄道」に乗る。

11:29 桐生 発

初めて乗るわたらせ渓谷鉄道に、年甲斐もなく心浮き立つ。
列車が出発し、しばらくすると、そんな期待を裏切らない景色が次々とあらわれた。
途中から団体客が乗り込んできて、列車の内も外も大賑わい。
散り始めとはいえ、まだ十分に見ごたえのある桜と艶やかな桃、新緑まぢかの木々に透明度の高い渓流がある。
次々とあらわれる景観にシャッターチャンスを狙うどころでない。
車窓から手当たり次第にバシバシとカメラのシャッターを押し続ける、必撮・乱れ撮りだ。

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狂乱の1時間30分。
久しぶりに充実した「乗り鉄」を堪能した。

13:05 間藤 着

ということで、わたらせ渓谷鉄道が聖地かというと、そうではない。
それでは、どこが聖地かというと・・・・

聖地巡り、その2。
わたらせ渓谷鉄道・間藤駅!!
終着の間藤(まとう)駅は、鉄道紀行作家・宮脇俊三が1977年5月28日14時25分に、旧国鉄の全線完乗を成し遂げた最後の駅だ。
完乗のくだりが登場する「時刻表2万キロ」は何度も読み返している。
私のような宮脇俊三ファンにとっては、まさに聖地なのだ。


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間藤駅からバスで日光に出た。意外と近い。
それもそのはず、間藤駅の所在地はかつて足尾町だったが、いまは合併で日光市になっている。
14時10分頃にJR日光駅に到着。
東照宮を回りたかったが、一度見てるので今回はパス。
駅の観光案内所でパンフをもらい、ひと休みしてから14時30分に出発。

聖地巡り、その3。
日光杉並木。
たしか4年前に仕事をリタイアしたときのこと、長めの本を読もうと意気込んで、イザベラ・バードの「日本奥地紀行」を買い込んだ。500ページなので毎日2〜3ページずつ読み進めば1ヶ月で読了するはずだったが、奥地どころか日光で止まってしまったまま。
それでも

「・・・そして幅の広い道が荘厳な杉並木に入ると、私には日本が美しいと思え、江戸の泥田は悪夢に過ぎなかった!かのように感じた」

と、杉並木を絶賛してたことが妙に記憶に残っていた。
日光から今市まで、その日光杉並木を歩いた。
歩きはじめは車道、わきを車がビュンビュン走り抜けていくのでおっかない。しばらくすると車道を離れ、散策路になる。行交う人も少なく、静かだ。
散策路といっても、生活道路でもあるみたいで、杉並木に人家が面している区画がある。倒木の跡もあちこちにあった。
イザベラ・バードが見た杉並木の荘厳さはもうない。
それでも、彼女がたどった道を、いま自分が歩いているとおもうと、やっぱりうれしくなる。

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この日は宇都宮泊まり。
もちろん夕食は餃子。味噌ダレでおいしかった。
久しぶりに万歩計が2万を超えていた。冷えた生ビールが五臓六腑に沁みた。

(つづく)


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