瀬戸内の海に浮かぶ赤銅色のフルムーン
露天風呂に入ってちんぶらさせながら眺めていた
皆既月食を怪奇な天体ショーと思っていたほど、そのシステムに知識がなく、今でも高校時代の「地学」「物理」の授業を「音楽」や「美術」の授業に変えてもらいたかったと、時間泥棒の時間割に後悔しきり。
天体ショーをすっぽんぽんで眺めているのは、男子露天風呂ではおいら一人きり。
美しい月の七変化。
なぜ、香川のおっさんたちは空も見上げずに、必死にちんちん洗っているのやら
《三陸2》承前
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983660510&owner_id=8666179
《陸奥総社宮》
まずはこの日の旅の安寧と世界平和を願い
仙台から南下して多賀城市。
そして、塩釜市に立ち寄って、ニッチな私設美術館。
《菅野美術館》
その土地には似つかない洋風豪邸の狭隘な脇道を100メートルも曲がりくねって登ったろうか。親切なのか、それとも大雑把なのか、頼りない道標に従ってラストのダウンスロープを降りたところに中途半端な駐車場。
そして、赤銅色に覆われたスティールキューブが目の前に現れる。
建物の後方を見下ろすと、先ほど見かけた噴水付きの豪邸。表札には「菅野」の二文字。
開館早々に入館すると、客が来たのが奇跡のような顔をしたスタッフさんがスタッフルームからやってきた。当たり前のように貸切。
近隣病院の女流院長が蒐集した9点の彫刻を常設展示。
わずか9点とはいえ、埼玉近美で観たマンズー『枢機卿』のミニ版がここにある。
そしてマリーニの『小さな裸婦』。先生のお陰でイタリアの彫刻家名が理解できる。
写真撮影禁止といわれたけど、意味のないルールは守らない。ブラック校則と同じこと。
ファッツィーニ、グレコ、ロダン、そしてムーア。
入館料300円、見学時間30分。不思議な時間。
レンタカーはいよいよ、この日の目的地・石巻へ
《マルホンまきあーとテラス》
建物に関心のなかった人が、ふと立ち寄った書店で目に留まった CASA BRUTUSの表紙。美しいホワイトキューブ。
この瞬間、「建物を追いかける人の気持ちが理解できた

」と、もしかしたら一歩踏み出すトリガーとなった作品。
設計は藤本壮介。武蔵野美術大学図書館でミソをつけてしまったのは有名だが、これは黒歴史としてしまっておこう。最近の藤本建築には、気合がほとばしり、2025年に開催される大阪万博の成功が、確実に見通せる存在になっている。
気になったのが建物のブランドとなっている《マルホン》。
まさか、あのパチンコ屋がネーミングライツを買ったのかと違和感を持って入館したが、パチンコマルホンが手を出すような物件では決してない。
正解は地元の建築業者・丸本組。ここの建設をスーパーゼネコンとのJVで請け負ったそうだ。
オープンは2021年4月。
市民のための文化施設は、サイネージがアートだし、コーナーに据え置かれた談話空間のペンダントライトもスタイリッシュ。
ヘルシンキに行った時の初日だったかな。
こんな建物を幾つも目に留めた。
北欧の美しさを初めて知ったのは、もう4年も前のこと
大開口の階段を上がっていくと、大ホール2階へとアプローチされる。
音響の良さでも評判の高いコンサートホール。
本来であれば入れるはずのないホールは、当たり前のようにおいらを歓迎してくれて、地元交響楽団の練習シーンを1階、そして2階から、ブライアン・エプスタインのように気取りながら眺めることができた。
いつもながらのことだけど、単なる観光者に対するホスピタリティがスゴイ。
ホワイトキューブから石巻市ど真ん中
北上川河川敷もかなり姿を変えて、震災後の新装を成功させている。
萬代基介作品《石巻の東屋》では、老夫婦と思しき男女がちょこんと腰かけて北上川の向こう側、石ノ森章太郎萬画館を眺めていた。
震災遺構巡りの原則は、地元の商店街にたくさん(当社比)のお金を落としていくこと。
地元メシのレストランでは、カネに糸目をつけずにオーダーし、舌鼓と太鼓腹を打つ。
仮面ライダーとサイボーグ009しか知らないはずなので、萬画館は今回もスルー。
その代わりに初めて石巻駅へと回って、3号や1号や5号に会ってきた。
9号以外は知らんけど。
(つづく)

442年ぶりの天体ショー「皆既月食+天王星食」8日夜 太平洋側「バッチリ見える」 ライブ配信も
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=7178673
ログインしてコメントを確認・投稿する