小松美羽作『新・風土記』(2014)
出雲大社に奉納されたこの作品。キャプションに記載されている素材には「紙」「アクリル」「墨」「ペン」そして「ダイヤモンド」
ケースに収められているわけでもなく、かなり近づいて鑑賞することができる。
おいらがルパン4世なら、こいつを奪うのだけど、おいらはルパン4世ではない
青山の画廊さんからいただいた招待券で久しぶりの岡本太郎
川崎で唯一誇れる美術館。ところが、9月からリニューアル工事に入り6か月ほどの休館となるらしい。川崎市の美術係、やる気なし。
ミュージアムエントランスで、いきなり力の入った太郎+美羽コレボレーション。
この1つで展覧会の期待が高まった。
『岡本太郎コレクション展』
岡本太郎の魅力なのか、それともキュレーターの実力なのか。何度となくやってきているのに、来館するたびに感動を新たにする。
コレクション展なのだから、きっといつかは鑑賞済みの作品だったり、或いは初見の作品だったり。これが、またいい味を出している。
上『マラソン』は、どこかのパブリックで観ているはずの壁画原画。
キャプションにあっさりと答えは載っていた。川崎アリーナの1階ロビー。
つまり、バスケットを観に行くと、この作品の壁画に会える。
今日の太郎マイベスト『犬』
革のベルト=首輪。正解だった。
『小松美羽展 岡本太郎に挑む−霊性とマンダラ』(岡本太郎美術館)
岡本太郎展と併せて105分
すべてを観終わったあとの感想は「でかした、キュレーター」
感動については、また別の話だけれど、この個展はテーマやキュレーションともに、よくできている。まるで国立新美術館にいるような感覚。
サテンのカーテンを通り抜けていくと、もうここは川崎市ではなく夢幻の世界、THE MIWA WORLD
21歳で仕上げた出世作『四十九日』(2005)
墨絵やペン絵が中心だった小松美羽の作風は、2011年に訪れたニューヨークで自らを真っ向否定するほどに変化する。
代表作であるはずの『四十九日』の銅板破壊。つまりは、過去との決別。
ここから、彼女の作品に『彩』が芽生え、さらにはスピリチャルな作風=精霊たちの遊戯へと開眼する。
圧倒的な筆致と存在感は、小松美羽の価値を鋭く上げていく
しかし、美術館でほっこりとしたかった鑑賞者は、何かしら、奇妙なイニシエーションに罹ったような、動悸を伴った不安さえ感じていた。
印象としては岡本太郎というよりも、晩年の草間彌生。
キャンバスには、作画とともに溢れ出る感情が文字として記されている。
或る意味、破壊的な精神。友だちにはしたくない。
東寺に奉納されるというネクストマンダラ。
この展示室に招待券で入れたという感激が先だって、神社で感じるような溢れ出る鳥肌や神風の突き抜けは、この地に起きなかった。激しすぎて、いささか拒絶なおいらがいた。
美しい有田焼の三獅子たち
そして、2作目の太郎+美羽コラボ。
美術館屋外で行ったアクションペインティングの残骸。
白装束に塗り込められたペイントのあとが、彼女の激しさを無言に語る。
銀座和光で観たのが初めてであっただろうか。
その後、どうやら軽井沢のニューアートミュージアムで再会したらしい。
小松美羽、38歳。もはや、70歳代の老練的なアーチストのようである。
もう少し、落ち着いた芸術を観に行こう。口直しに…

荷さばき場でダイヤ原石20個盗む
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