mixiユーザー(id:6810959)

2022年07月06日23:39

41 view

映画日記『マーベラス』

2022年7月6日(水)

『マーベラス』(2022年)
監督:マーティン・キャンベル
名駅・ミッドランドスクエアシネマ2

クールビューティなアンナ(マギー・Q)は少女時代の命の恩人であるムーディ(サミュエル・L・ジャクソン)のもとで、今は凄腕の殺し屋になっていた。
ところが、父親みたいな存在のムーディが何者かに惨殺されてしまう。
復讐を誓うアンナはムーディ殺しの真相を追ってベトナムへ向かう。
ベトナム、そこはアンナとムーディが出会ったところ、そして彼女にとって触れたくない悲しみの地だった・・・・

サミュエル・L・ジャクソンが出てるので、4月に見た『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』みたいな能天気なアクションコメディだろうとおもって見に行ったら、大きく予想が外れてしまった。
監督のマーティン・キャンベルは、ダニエル・クレイグ版『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)を撮っている。
しかし、本作には『007』シリーズのような大がかりなアクションシーンはない。
サミエル・L・ジャクソンがすぐに死んでしまうのも、先が読めてしまう。
それでも、なんとなく引かれてしまい、最後まで目が離せなかった。
何が魅力だったかというと、「非情さ」だった。
非情なアクション映画というのは、いまどき珍しい。
笑いにも向かわず、ロマンスにも向かわない。
もうひとりの主役、マイケル・キートンとマギー・Qが敵対しながらもいい仲になるのだが、その先には非情な結末が待っていた。
そういえば、『007/カジノ・ロワイヤル』もやり切れない非情な結末だった。
そして、「シー・オブ・ラブ」が流れる終盤のシーンにグッときた。
想定外の内容だったが、拾いもの。


8 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年07月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31