『真逆のジャコメッティ』(川オス命名)と呼ばれる南米コロンビアの芸術家、フェルナンド・ボテロ
彼の作品との出会いはおそらく埼玉近代美術館での裸婦像がスタート。
かなりふくよかな裸像で、もしあれならチェンジの対象となる。
徳島近代美術館にもいたような記憶があるが、アート作品についての記憶がない。
ボテロ90歳の誕生日に、ご招待をいただいて映画『ボテロ』を鑑賞させていただいた思い入れもないとはいえず(←ある)、Bunkamuraミュージアムでの企画展は、最近では『メトロポリタン美術館展』に続いて★5.
作家の人となりを知ってしまったから、どうしたって贔屓する。
ただでさえ、ゆとりのある心持ちの良い鑑賞環境にありながら、さらに、ふくよかなる彼の作品に眼福を得る。なんとも贅沢な時間
館外エントランスに目立たない程度に置かれた『小さな鳥』
広島近代美術館がリフォーム中ゆえ、ここまで飛んできた。
哀しいかな情報が乏しいからなのか、彫刻作品までたどり着いている鑑賞者は少なかった。彫刻『Bird』には、コロンビアの悲しい歴史を刻んでいるというのに。
原色をバックに彩られた黄青赤の花束に鳥肌を立てて感動に立ち尽くしていたのは、私だけではあるまい。美しいものには鳥肌とともに涙さえ浮かんでくる
日時予約が必要であるとはいえ、日曜日の午前中は、当日入館もウェルカムな閑散とした館内。女子比率90%

これだから美術館通いはやめられない。(←やめない)
嬉しかったのは入館1番手の作品。ボテロ高校時代の作品『泣く女』(1949)
これが、勝手パトロンを気取っている大西茅布さんのドローイング作品にそっくりなのだ。一目ぼれして手元においた女子高生時代の作品が、70年もたてばきっとこんな感じで評価されるだろう
『コロンビアの聖母』(1992)
展示はチャプター1から一気に代表的な作品が並べられ、途中、若干のトーンダウンを経て最終章『変容する名画』へと綴られていく。
『モナ・リザの横顔』(2020)
ボテロ画伯88歳の作品。
彼が世界的にメジャーとなる切っ掛けとなった『12歳のモナリザ』は、おそらく今なおMoMAに置かれたまま、巡回はされていない。
ボテロファンの女子たちから「12歳のモナリザは来てないね」とのつぶやきが聞こえてきた。観に行くしかない
名画をモチーフにした作品にはモデルとなった作品がキャプションで紹介されている。
プラドで観ているのか、観ていないのか。ロンドンギャラリーで観たのか、観ないのか。
原画を知った上で鑑賞すると興味も倍増の展覧会だった。
『ピエロ・デラ・フランチェスカにならって』(1998)
ウフィツィで直接ガイドを受けた先生なら、このウルビーノ公の右目が負傷していることをしっている。
果たしてボテロの描いた大公の右半分。知れば知るほど深い。
今年の秋になれば、一番訪れたいスポットにウフィツィが名乗り出る。
『洋梨』(1976)
一番好きな作品は?と問われたら、きっとこの洋梨を選ぶだろう
洋梨のくせに、用無しではない。
《BOTERO展》★5.特選。
可能であればBunkamuraで上映中のドキュメンタリー映画を観た後に
■「プロテイン」ブームも間違った飲み方で逆効果も 意外と知らない“適切な摂取法”
(AERA dot. - 05月17日 08:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6959384
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