mixiユーザー(id:8666179)

2022年03月04日10:42

114 view

《LIVE》プーチンチンの描く新世界

mixiを始めて10年を超えるぐらいになるだろうか。初めて1人のマイミクとの離脱を操作した。
政治、宗教、思想。幅広いストライクゾーンで捉えることが、自分自身の幅広な成長にもなるとオールカマーで細くて広い交流をしてきたが、目に余るプーチン礼讃やウクライナの人々への嘲笑に、世界一温厚(自称)な川オスも、さすがに哀れみの感情しか浮かばずに、病的でさえあるレイシストとの縁を切る。

国連決議でさえ、3割の国家がロシア制裁を躊躇し、棄権や反対に回る現実社会。
プーチンチンという悪魔は、それならどのような新世界をウクライナに描くのか。
悪魔を消し去る天使のロシア人はいないのか。
自分の脳裏には、シャガールの悲しき作品が投影される。

フォト
『読響第650回名曲シリーズ》(サントリーホール)
すっかり失念していたコンサートチケット1枚。
スマホのカレンダーで「明日だったげっそり」と気が付いた。
演目の記憶も定かでなく、聴きたいリストからの『ベト7』か、それとも毎年新春のルーティン『新世界』。これもルーティンの『チャイコン』は、ロシアがあれなので控えておこう手(パー)
フォト
記録を紐解くと2年ぶりのサントリーホール。
いただいたプログラムで演目は『新世界』であることを知り、そしてタクトは小澤征爾亡き後(←まだいる)の若手ホープ・世界のヤマカズ。川オスによって「マリオネットコンダクター」と名付けられたマエストロ。
フォト
客席は読響にしては珍しく6割程度の集客。販売制限をしていないから、単にプログラムに魅力なしというファンたちのセレクションなのかもしれない。
せっかくなので、第1部はバックステージからヤマカズのタクトを見る。
小澤征爾というよりは、コバケンに近いのか。『新世界』を振っていた時も、唸り声が聞こえてきたげっそり

《セットリスト》
『シュトラウシアーナ』(コルンゴルト)
6分の小曲。1953年の作品で、J.シュトラウスをオマージュした軽快で親しみやすい「ポルカ」「マズルカ」「ワルツ」の3部編成。
楽曲を洋画家にたとえてみると、ローランサンさんかシダネル。そんなイメージ。

『チェロ協奏曲』(グルダ)
第1楽章が始まるや否や、前にいたおっさんの首が90度に折れ曲がり、ノンレムな睡眠状態に入っている。きっちり90度だったのが、かなり印象的。
クラシックコンサートに来るたびに思うけど、このおっさん、どんな気持ちでチケットを買うのだろう。隣にご婦人を連れているので、きっとお付き合いなのだろうが、世界一の贅沢者だ。おいらなんて、勿体なくてサントリーホールでスヤスヤなんてできやしない。
そういえば、うちのワイフさん。サントリーだろうが文化会館だろうが、チェロさえ聞こえてくれば熟睡する。
第2楽章になると、ドラムやエレキギターがチェロのソロと共にロックンロールを奏でている。なかなかチャレンジングな作品であることに相違ないが、第5楽章の終曲は見事だった。心の中でBRAVO!を贈りたい。
洋画家にたとえるなら、ジョルジュ・ブラック的作品。

さて、15分のインターミッション。
日本一音響の良いホールで、世界一大好きな楽曲を聴く。おっさんの寝息は必要ない。
1階に降りて、前4列の特等席。第1バイオリン中心に、今夜は楽しもう。
『交響曲第9番 新世界から』(ドヴォルザーク)
初めてオーケストラでこのシンフォニーを聴いたのが中学3年生。
独りぼっちで訪ねた神奈川県立音楽堂は、いま思えば前川國男の最高傑作品。

毎年、この曲を聴くことが新春のルーティンとしながら、おととしの記憶がない。
サントリーホールでの新世界は2019年以来3年ぶり。懐かしさがこみ上げる。

ヤマカズのマリオネットコンダクトを観ながら、第1バイオリンの演奏家を注視する。
どのような訓練を得て、今にあるのか。自分自身には弾くことのできないバイオリンを覚えて、このようにファンの前で披露してくれる至福の機会。
譜面台にキリリと視線を向ける女性バイオリニストの美しさはもとより、ロマンスグレーに染まった紳士然とした男性バイオリニストもカッコいい。
マリオネットのような奇々怪々のタクトを振る指揮者に、バイオリニストの笑みがこぼれる。いい瞬間。
ストイックな訓練によって奏でられる美音。心が洗われる。
楽器はあれでも、年末の第九合唱に参加することだって、とてもとてもリスペクトできる行動なのだペンギン

第2楽章『家路』がイングリッシュホルンによって奏でられている。
目を閉じて、毎日映像で流されるウクライナの惨状に想いを馳せる。
彼の国の人々は、芸術文化に接しながら普段の生活を送ってきていたはずなのに、この1週間、2週間で地獄に落とされた。
訪ねたことはないので、同じ東欧エストニアで触れてきた中世の名残りをイメージする。
なぜだろう、涙さえ出てきた。
1つの文化ある国が、独裁者という悪魔によって、歴史も文化も芸術さえも滅ぼされる。
その悲しさや、言葉がない。

シンフォニー唯一のシンバルが鳴らされて、フィナーレは近い。
壮大なクライマックスとともに訪れる、消え入るような管弦の余韻。
ヤマカズの両手が止まり、そして降ろされるまでのサウンド・オブ・サイレンス。
5秒だろうか、7秒だろうか。「これでよし」と、コンマスにアイコンタクト。
客席からのオベーションとともに、唯一「BRAVO!」の叫び。

この模様は6月15日(水)26時29分からの『読響プレミア』で放映さえる。
してはいけない「BRAVO!」が、どれほど演奏者や観客の胸を打つものなのか。
川オスの生声を聴きたいければ、その日だけは夜更かしするがいい眠い(睡眠)



■2回目の停戦協議が終了 ウクライナ「期待していた結果は得られず」
(朝日新聞デジタル - 03月04日 05:04)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6872355
13 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年03月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の日記

もっと見る