ドラえもんもいいけどソニックもね
《甲信3》承前
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地方美術館巡りの参考にしている1冊『企画展がなくても楽しめるすごい美術館60』から北澤美術館
コレクションはガレ、ドーム兄弟、ラリックと彩色ガラス工芸が主体。
その中でもイチオシは日本には2点しか存在しない《ひとよ茸ランプ》
きのこの山ならセブンに行けば売るほどある。
閉館60分前に入館し、貸切に近い環境で近代日本絵画が展示してある2階へと上がる。
地元画家の作品を足早に過ごすと、最終コーナーに大御所の秀作数点。
満月のない奥田元宗『霧雨の湖』と東山ブルーのない東山魁夷『晩鐘』。
果たしておいらは、奥広島にある奥田元宗の美術館へ行くことができるのだろうか。
或いは、東山魁夷の『晩鐘』が、大阪のインチキ摺師のものでないことを密かに願う。
諏訪湖に花火が上がり、川オスの再訪を歓迎してくれた。
諏訪の宿 湖上花火と せいくらべ(和蟹

)
人生で2度目の諏訪湖畔
寡聞にして知らなかったが国指定重要文化財の『千人風呂』へと訪ねてみた。
情報によると”混浴”ではないから入浴するつもりもないが、建物を見て実は後悔
昭和初期。篤志家によって建てられた昔からの銭湯・サウナ施設らしい。
今では日帰り温浴施設として、地元民や観光客を迎え入れている。
千人風呂といいながら、実は男女とも定員100人風呂。じいさんたちとのイモ洗いはあれなので、やっぱり入らなくて正解としておこう。
諏訪湖畔、もう一つ見つけた瀟洒な美術館。
『セーラーズバレンタイン展 〜海からの贈りもの Gift from the Sea〜』
ハーモ美術館。
こちらも私設として、産業用ロボットのメーカー創業者・濱富夫氏によるコレクションミュージアム。これだけの作品群がわずかな鑑賞料で鑑賞できるのだから、世の篤志家には頭が下がる。羨ましいほどのお金の遣い方である。
館内に入ると、いきなりのマスターピース。
誰の作品かは知らないが、世界で7点のうちの1つ。
チケットを扱ってくれた男性スタッフが(いつものように)持ち場を離れ、作品の前でガイドを始めてくれた。

「初めて…ですか。では、作品の解説より前に、ここに立って湖の方向を見てください」
アルプスの山々に挟まれて、ちょうど間隙を縫って朧げなる富士山が現われた。

「諏訪湖と富士山、あまりピンとこないかも知れませんが、唯一、ここで富士山の全景を観ることができるんです

」
溶けてしまった時計。ブロンズ作品の説明のあと、美術館の動線を教示してくれて、

「今なら貸切ですよ

ごゆっくり鑑賞してきてください」
残念ながらあとに詰めた予定から、ここの滞在は30分。さぁ、走ろう(←歩く

)
序盤にグランマ・モーゼス、カミーユ・ボンボワ、アンドレ・ボーシャン、ルイ・ヴィヴァンというBクラス(当社比)が続いた後、満を持してアンリ・ルソーが現われた。
貸切はあっという間に別のご夫妻を迎えていたが、ゆったり鑑賞していればすぐに抜き去られて、再び貸切のような環境が作られる。
シャガール、ミロ、ローランサンさん、そしてルオーの6連作『サーカス』など。
荻須高徳とマン・レイ。ともにフランスにいたから重ねてもいいのかな。
2階吹き抜けのホールでは、ロビーコンサートも開催されるという。
博士な太郎のサインもあった。
フランスのダリ博物館でも目にした『不思議な国のアリス』の不思議なポーズ。
マイベストはビュフェ『闘牛士』。エディション30枚の希少品につき、おいらのビュフェよりも確実に高い
こんな調子で鑑賞していたものだから、30分の予定はあっさりと過ぎ去り60分の滞在。

「素晴らしいコレクションを見せていただきました」と、ルーティンのように御礼を告げて、2日目の甲信tripenartがスタートした。
雲一つなく、闘牛士共々、騎士快晴

「ドラえもん」浮世絵シリーズ新作は「富嶽三十六景」の「尾州不二見原」
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