mixiユーザー(id:8666179)

2021年09月27日11:02

196 view

《アート》シベリア泰男

バブル時代、ヒロヤマガタやラッセンの自称シルクスクリーン(或いは高級特殊印刷)とやらに騙されて、被害者続出となった事件から比べれば、今回の偽版画乱造事件は技の確かな摺師のベストフェイクが手にできたと喜んでもいいぐらい。
モノの価格は、モノを手にしたものが決める。気に入れば手放ししなければいい。
冒頭のヒロヤマガタ、ラッセン事案は、商品価値というよりはどちらかというと《色仕掛け》に引っ掛かった男女が多くの被害者という顛末。大学時代の友人は80万円ローンで買ったラッセンを、ブックオフに3万円で売っていた。
ブタ「サインがあったから本物でしょ?」
蟹座「サインも高級特殊印刷だねるんるん」
高橋くん、元気かなぁウッシッシ

アートアートレビュー
フォト
『生誕110年ー香月泰男展』(神奈川県立近代美術館 葉山)
懇意にさせていただいている画廊主から、
犬「あなた(←おいら)の趣向は香月泰男だね手(パー)」と断言されたとき、実はそれほどの香月泰男を観ていたわけではなかった。
それでも、いくつかの美術館で彼の作品を見掛けるたびに、「おいらはこの作家が好きなんだ」と、画廊主の言葉を思い出しながら、なぜか自分(←川オス)に言い聞かせていた。

ハヤキン。
この4文字にアンテナが反応し、まだ見ぬゴリラの力添えを得て急遽、葉山へやってきたペンギン
美術館の隣地にある御用邸では、ニューヨークからやってくる海の王子様(自称)が、14日間の隔離期間を、強い意志の眞子様と過ごすとか、過ごさないとか。(←過ごさない)
フォト
美術鑑賞前に大きなおなかを満たそう。
洋菓子の名門『鴫立亭』コーヒーショートケーキ驚いたことに貸切独占。
モンブランが絶品りんご
さくらんぼ

小雨が降り続く外庭の彫刻散歩は控えておこう。
先月もジャコメッティを観にやってきたばかり。好きな美術館なら、毎月でも毎週でもやぶさかでない。
日時指定入場が続けられているからなのか、それとも日本には香月ファンよりもゴッホファンが多いのか、展示室には1桁台の鑑賞者がそれぞれに至福、眼福に浸っていた。
フォト
出征前の初期作品と出征後の中期作品。マイチョイスベスト。
上『水浴』(1949)
下『兎』(1939)
特に水浴の色遣い。プールの水であるブルーと、少年たちの肌に差すブルーが視覚的に心地よい。
フォト
そして、香月泰男の画歴集大成《シベリア文太シリーズ》から、否、《シベリアシリーズ》から『涅槃』(1960)げっそり
展覧会では暗黒陰鬱のシベリアシリーズが大挙70枚も展示されていて、いささか気分は暗くなる。
シベリヤ抑留時の体験や亡くしていった同胞への思いを、木炭を基調として描き上げた《シベリアシリーズ》集大成。
これが一段落すると、友人の勧めで欧州旅行を果たし、画調に色彩が戻ってきた矢先、心筋梗塞によって急逝。おそらく、これからますますの日本画大家となる希望が、ここにぷっつりと糸切れた。
1911年〜1974年、享年63歳。
フォト
『青の太陽』(1969)
まるでオープンスカイ。まるで合唱のようにチャペル

フォト
コレクション展示室に足を向けると、いきなりの松本峻介『立てる像』トイレ
驚いたげっそり
カマキン所蔵の代表作がハヤキンにやってきた。
どでかい松本峻介に出会ったとたん、香月泰男の感動が吹き飛んだ。
これはいかん。
香月泰男2周目へ再入場。結局、滞館時間2時間。たっぷりと堪能し、バス停へと帰路に着く。
駅へ向かう途中、バスに乗り込んできたご老人に、手を携える人を見る。
とっても素晴らしい光景に出逢えたことに感謝。
これもまた、幸せなり。



■平山郁夫らの偽版画流通、元画商と作家を逮捕へ 著作権法違反の疑い
(朝日新聞デジタル - 09月27日 06:03)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6681307
15 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年09月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

最近の日記

もっと見る