見逃していた名作にようやく出会うことができた。
名画座の存在価値。
キネカ大森。ごくたまに、今でもモギリにやってくるという片桐はいり。
一度も出会ったことがない。
いつぞや、京浜東北線で見かけたことがあるが、大森まで追いかければ良かったのか。
キネカ大森では、そんなはいりファンのために、上映前のオリジナル短編映画が流される。ありがたいことだ。

映画レビュー
091『朝が来る』★10.
なぜだか理由もなく、この名作を見逃していた。
公開当時に観ていれば、間違いなく2020年ベストワン
河瀬直美監督らしい風景描写が自然に視覚に入り込んで、まるで穏やかな短編映画を何本も観ているかのような錯覚さえ覚える。さらに、もがり。
半径5メートルな永作博美の安定感はもとより、モネの妹・蒔田彩珠の変身具合がお見事。個人的に、茶髪やケバ女が苦手ということが確認された。
139分という長尺が1秒たりとも気にならなかった秀作。或いは『九日目の蝉』。
090『殺意の道程』★3.
今週のキネカ大森・名画座2本立てのテーマが井浦新。
バカリズムの近作『地獄の花園』があれだったので、取り敢えず汚名挽回の意味を含めて選択肢。結果、可もなく不可もなく。
井浦新。
ARATA時代からファンだったけど、彼の代表作(当社比)は圧倒的に『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』。未だに、これを超えるものはない。
日曜美術館では、美術に対しても造詣の深さを発揮し、とても好印象。
089『一秒先の彼女』★4.
韓国映画かと思って入ったスクリーンでは、台湾語が飛び交っていた。
なるほどファンタジーという括りで観ればほっこり感も漂うが、やや斜に構えるなら、気持ちの悪いストーカー物語。脳内に『愛しのカレン』が流れてくる
「自分を愛そう。そんな自分を愛してくれる人がいるから

」…映画のテーマでもあるのだろう。この言葉が心に刺さる。
エンドロールのビージーズにも耳福を得た。

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