神奈川観光地大混雑ウィークも終わり、緊急事態も飽きてきた。
いよいよ川オスが、満を持して動き出す
ゴールデンウィーク中は一度もエンジンを掛けていなかった黒マーチ
自宅から東名に入り、小田厚までノーブレーキ、渋滞なし。
ブレーキをようやく踏んだ箱根湯本駅前まで、わずか70分でたどり着く。
一流の駅伝ランナーよりも速い
そこから箱根山を登り、彫刻の森到着は8時40分。
開館前の20分をセブンイレブンいい気分で時間調整し、どんよりとした曇り空の下、存分なる鑑賞タイム。
およそ5年振り、5回目。
この5年間で得た彫刻やアートへの知識。
或いは、地元平和公園に置きざらし彫刻への哀悼。
彫刻作品とはどうあるべきか?
そんなことを確認するための訪館であったのかもしれない。
9時開館に合わせて駐車場入りして、ほぼ貸切の屋外展示へ向かう。
順路通りに鑑賞を進めていくと、彫刻作品にブラシを入れている男性スタッフと目が合った。

「おはようございます」

「毎日、作品を掃除をされているんですか?」
このようなQ&Aが切っ掛けとなって、スタッフがかなり専門的な話題を提供してくれた。改めて尋ねると、リペア(修復)担当責任者。
開館して50年経過しており、当然ながら作品も経年劣化が見えてきているという。

「表面の修復はWAXなどでできるんですけど、素材の劣化は内臓疾患のようなもので、著名な作品を手術しようがないのです」

「そうだ!向こうにウサギがボクシングした作品がありましたでしょ?」

「フラナガンですね

」

「よくご存じですね。いろいろとお詳しい

」

「たくさんの美術館でフラナガンに出会ってきました。見つけると嬉しくなる」
《ボクシングをする二匹のうさぎ》(フラナガン)

「右と左のウサギ、違いがわかりますか?」
立入禁止の芝生内まで招き入れてもらって、作品現物に触れさせてくれる。

「左の方が筋肉質ですね。あと、右の方がツルツルしていますね」

「とりあえず、右のウサギだけ1週間前にWAXをしているんです。左は来週、作業をする予定ですので、左右違う感触の作品を観られるのは今だけなんですよ

」
作品管理をするバックヤードの仕事をしている方の話には、とても作品に愛情を持ちながら、かつ誇りをもって取り組んでいることが強く感じられる。
屋外彫刻のほったらかしが目立つ話題も振ってみた。例えば、相模原の藤野町や、幾つかの残念な芸術祭の祭りのあと。

「フラムさんの取り組んでいる芸術祭と、それ以外の芸術祭。これも愛情が違いますよね」

「北川フラムさんは、地域すべてのことを考えて仕事をしていますね。継続することを念頭に。だから、作品維持にも力が入る」
海外の野外美術館の事例に倣って、少しでも作品を長く維持する努力をされているそうだ。ほかに2,3つほどの作品を解説していただき、深々と感謝して別れを告げた。
リペアスタッフは、ガイドをしている間に、3度も「嬉しいです」と、おいらに向けて告げてくれた。

「いいお話ができましたし、勉強になりました。本当に嬉しいです。是非、楽しんでいってください」

「まるでぶらぶら美術館で山田五郎さんにガイドをしてもらったみたいだ。朝から本当にツイている。来てよかったです

」
これだから美術館通いはやめられない。(←やめない)
1969年に開館したフジサンケイグループ渾身の美術館《彫刻の森美術館》。
これに遅れること15年。Picasso館は1984年の開館。
さらに5月に新規オープンしたばかりの新エリア「ポケっと。」。
作品は《宇宙的色彩空間》(松原成夫)と《オクテトラ》(イサムノグチ)
ここにもあった《うつろひ》(宮脇愛子)
著名な彫刻家はほとんどここにある。

「展示している作品は箱根が120点、美ヶ原には350点。展示していない所蔵品は2,000点に近く、レストランの裏手の倉庫に格納されている。展示入れ替えをすることもあるが、絵画と違いそれほど頻繁にはできないんです」

「ちなみに、推薦する国内美術館はどこでしょうか?是非、行ってみたいので」

「エキュルチュール江坂です

」
美ヶ原高原美術館とともにウィッシュリスト入り。
猪熊作品前で瀕死するゴームリー作品。
もはや、瀕死を通り越してしまったのか動く気配もない
圓鍔勝三作品、発見。
(つづく)
■緊急事態宣言、5月末までの延長決定 愛知・福岡を追加
(朝日新聞デジタル - 05月07日 18:26)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6509732
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