桜花賞の朝、日比谷。
有楽町を降りたあたりから日比谷シャンテまで、行き交う女子の服がみんな白い。
オウムにしては洒落ているし、手に手にサンタクロースのようなお土産袋を抱えている。
すぐに宝塚フリークへ連絡して尋ねてみたら、

「今日は雪組の望海風斗さんの退団公演日。退団者をお見送りするファンは白い服を着るのです」と、即答。
シャンテの中も真っ白けになるそうだ。
この現象を『ソダシ』優勝のサインだと、あっさりと受け入れられれば3倍の単勝が獲れたのに、結局は桜花賞買えず仕舞い。
おいらの年代にとっての白い馬は『ハクタイユー』のイメージが強くインプットされていて、白い馬が勝てるものかとの先入観が抜けないでいる。
オークスもソダシは買えないだろう
《伊土7》承前
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梼原町の鎮守様・三嶋神社。
屋根のついた神幸橋(みゆき橋)は、雲の上のホテルで出会った木橋ミュージアムのモチーフになったのだろうか。
台輪鳥居に触れてみると、いつものように溢れ出るパワー。
しっかりと受け止めて、良気充填、邪気を取り去った。
アナザースカイを見てウイッシュリストに加筆された《かみこや》
40年前、日本の伝統的な手すき和紙作りに魅了されてオランダからやってきた職人・ロギールさん。
ホテルで来訪面談の可能性を探ると、作家さんの友人がスタッフに居るということで、わざわざ翌日11時のアポ取りに協力してくれた。心からの感謝。
彼の作品はホテルの部屋に必ず飾られている。
これは隈研吾さんのクリエイターとしての仕事。額縁も隈さん作。
翌日、チェックアウト後に隈研吾巡りをしていたら個人携帯に電話が鳴る。
発信先は「雲の上のホテル」
すわ、パンツを忘れたか
USJで買ったばかりのマリオパンツを部屋に忘れてしまったという電話。
これが第一印象だったが、折り返しの電話が「予約センター」に行ってしまって、ちっともフロントにつながらない。
マリオパンツを取り返す。三嶋神社からわずか5分。戻ろう

「わざわざ来ていただいて申し訳ありません」

「マリオ、忘れてしまいましたか?お恥ずかしい

」

「いえ、実はロギール先生から連絡がありまして、急遽、用事が入ってしまいお会いできなくなったと。急に申し訳ありません

」
どうやら、振られてしまったようだ。
で、諦めるかと思いきや、そんな気持ちは微塵もない。
時間をチェックすると10時
会えなくてもいいから行ってしまおう
ナビを頼りに20分ほど山道を登っていく
残り数100メートル。ヘアピンが続くというので、適当な場所へクルマを停めて、ケモノ道を15メートルほど登っていく
《かみこや》の研修室が見えてきた。その裏手にアトリエがある。
少し上がった息を整えていたら、工事現場の職人が声を掛けてくれた。

「ロギールさんなら、この先に居ますよ

」

奇跡が待っていた。
新しく整えた山道に、竹のガードレールを作っていたロギールさん。
その横には長髪のロギールJr.

「こんにちわ」
努めて明るく挨拶をすると、向こうのロギールさん、誰だっけ?な素振りでたたずんでいる。

「こんにちわ」
ロギールJr.が笑顔で反応してくれた。
これを機会に、ロギールさんも挨拶を返してくれた。

「先日のテレビで拝見してきてしまいました。とてもファンなんです

」
つい5分前に名前を覚えたばかりなのに、どの口が言う。この口が言う。
とにかく”会いたかったオーラ”を全身にほとばしらせて、考える隙を与えない。

「アトリエをご覧になりますか?」
ほらね。
結局《11時にアポを取ったホテルの客》とは、別人の建付けで、いきなり現れた神奈川県からの旅人の括り。
アトリエに招き入れていただいて、アナザースカイの出演裏話や、40年間のご苦労など。
クソコロナの影響で、ワークショップは中止となり、ビジターハウスは閉めているそうだが、隈さんとのコラボは続いているそうだ。
神奈川県なら、と幾つか教えていただいた作品の在り処。
ロギールさんがオランダ出身ということが分かり、川オス、立て板に水。

「クレラーミュラーやマウリッツハイスには良い思い出があります。先生はオランダのどちらなんですか?」

「ハーグです」

「ハーグは寄れなかったですが、自分は助平人間なのでスケベニンゲンには行きましたよ

」

「あぁ、Scheveningenですね。ハーグから近いですよ」

「何にもない港町でしたけど、自分は助平人間なので、どうしても行きたくて、わざわざトラムに乗って

」

「Scheveningenにはなんにもない

」
川オスの発音は”スケベニンゲン”だけど、ロギールさんはあくまでもScheveningen=”スヘフェニンゲン”。つまり、スケベニンゲンと言うのは日本人だけの発音だ。
このあともスケベニンゲンの話題が繰り返されていく。
もはや、川オス暴走中。誰かオレを止めてくれ
ロギールさんの最新作をバックに教授とのツーショット。
笑顔で対応してくれたロギールさんのホスピタリティが、とても嬉しい。
結局、アポなし突撃は30分ほどの歓待(自称)。
Dank u、ロギールさん。
後日談がある。
銀座マリオットホテルに彼の作品があると伺っていたので、帰宅後にアポなし強行。
調べてみると銀座にマリオットは3棟建っていた。
当たり前のように1棟目で探り当てると、フロントのおねえちゃんが快く見学を快諾。
本来であれば宿泊客以外、立ち入れない宿泊フロアのエレベータホールに案内していただいた。
《ACホテル・バイ・マリオット東京銀座》
この作品の作者のことや、梼原での活躍を伝えてあげたら、

「必ず梼原に行きます!」と答えてくれた。

「去年の7月にオープンしましたけど、この状況ですので…」
オリンピック需要も完全に消失してしまって、なんとも慰めようもない。

「レストランもありますので、是非、利用してくださいね」
必ず使わせていただくからね。
ロビーに出て御礼を告げると、やはり玄関まで見送っていただいて、

「とても勉強になりました。ありがとうございました」
ホテルレディからの御礼の弁。
ノーアポ突撃にもかかわらず、貴重な時間を割いて案内をしていただいたのに、先方からの御礼を受ける。いつものことながら、一期一会がありがたい。
(最終回へつづく)
■【桜花賞結果】ソダシがレコードで無傷5連勝! 史上初、白毛馬のクラシック制覇!
(netkeiba.com - 04月11日 15:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=261&from=diary&id=6479905
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