NHK『ヨーロッパ トラムの旅』
真夜中、不定期に放送されているのか昨夜はフィンランド・ヘルシンキの2回目。
10路線あるトラムの2路線を先頭車両から撮影された動画をBGMに乗って、ただただ1時間流されていく。
昨年7月に訪れたたくさんのスポットが車窓に映り込み、当時の想い出に浸る
行けた場所、行けなかった場所が現われては消えていく。
クソコロナなど微塵もなかった1年前が当たり前であるような日々がやってくることを。何もできないけれど。
Tokyo2020から【重要なご連絡】メールが届く。
表題は「東京2020観戦チケット−大会延期に伴う希望者への払い戻し実施について」
オリンピックが延期になったことにより、延期日程では観戦ができない人や、すぐにでも現金に換えたい人が登録をして、チケット代を払い戻す措置が始まった。
申込期限はオリンピックなら来週10日から11月限り、パラリンピックなら12月1日から21日まで。そのあとの処理についての記載はない。
そもそもチケットの返金希望など微塵もないのでスルーしたけど、開催は難しいと思っている。開催してくれれば愉しむけど、ダメならダメでそれでいい。
自分のマクロポリシーは『Let it be』と『As you like』。
決まった流れに逆らうこともせず、お好きにどうぞ。
様々なことに不満がないので、とても楽で効率的に過ごしている。
アイデンティティの確立。
そんな題材の夢を月曜日に見た。思えば、自分は小学校5年生ぐらいから、他人に流されない気楽な生き方をしてきたようだ。
『人生は私物化するもの哉。但し、他人に喜ばれて』…談志師匠が揮毫してくれた色紙の通り。そういうものだ。
閑話休題
『柳澤紀子 「Miasma」』(カスヤの森現代美術館)
三浦半島へ出掛けた帰り道。かねてから気になっていた衣笠の小さな私設美術館に訪ねる好機を得た。
黒マーチを駐車場に停めて、予想通り貸切かと思いきや同時に緑色のジャガーが停まる。
まずは1番手で乗り込むと、美術館の奥さまが歓待してくれて、さっそくエスコートの態勢。
作家・柳澤紀子先生の解説を少し始めたところで、あとからやってきた貴婦人2人(うち1人はハイヒールの音がやたらとあれだ

)が「先生の教え子」だと、奥さまに挨拶を交わし、おいらへのガイダンスは一時中断。
展示されている作品は即売OK。
プライスシートを持ってやってきた奥さんに、あやうく手を出しそうになった。(←作品にである)
デュシャンを師に仰ぐヨーゼフ・ボイス作品が常設で、ここの美術館の主力コレクション。
若手作家O-Junの2枚。『ブリーフ』と『ビスケット』。
こうして2枚並べると『ビスケット』は、ブリーフと対になって猥雑なイメージに思えてくるから奇妙である。単に、おいらが猥褻なだけなのか
数理模型のようなとんがりは植松奎二作『まちがってつかわれた机』。
第三展示室にある貴重なコレクションの1つがナム・ジュン・パイクによるピアノのインスタレーション作品。
ロビーに1台見つけ、さらに第三展示室に見つけた宮脇愛子作品。

「先日、岡山の奈義町へ出掛けて《うつろひ》を見てきたばかりなんです」

「それは遠くまで。奈義町の美術館とも、よく連絡を取り合っているんですよ」
と、貴婦人から解放された奥さまが、再びおいらの相手をしてくれる。
この日、初めて知ったのだが、宮脇愛子さん(故人)のご主人が磯崎新氏。
奈義町の館長からは教えてもらってなかったぞ
リー・ウーファン《対話(ダイアローグ)》
展示室の壁に作品が架けられて、その奥にペアチェアが置かれている。
ただ、座って作品と対話を試みる。

「今より2ケタほど値段が違っていた時代の作品ですよ」。
想像するに26年前、15万円で描いてもらって、今オークションに掛ければ1500万円。
おいらのかぶと作品は、まだそれほどでもない
美術館も裏山も、すべてカスヤさんの所有。
そのカスヤさんが、ガイドを務めてくれた奥さんだった。

「江戸時代、350年前から代々続く旧家なんです。たまたま持っているだけで」と、御謙遜。実はすごいんです。

「どうぞ、カフェでゆっくりしていってくださいね」
初めて訪れた小さな美術館での、とてもフレンドリーな対応。

「また必ず来館しますね」と、約束して気になった作家さんのことを伺った。

「若江漢字さん。地元の作家さんですよね?横須賀美術館とかで個人展やっていたような記憶があります」

「あっ、若江は主人です

」
なるほど、奥さまの自信はそういうことだったのか。
隣地に自宅アトリエを持ち、奥さまの持つ山を切り開き、ご主人のコレクションを私設ミュージアムとして建立した。ガイドを受けていて、自らのミュージアムに相当の愛情を持っていると感じたのは、そういうことだった。

「ありがとうございました。また来ますね」と、再びの訪館を再び約して75分間の歓待に感謝した。★5.
■建物の外壁に「フフフフフフフフフフ」 思わず二度見しそうになるお店のマークが話題に
(Jタウンネット - 11月08日 17:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=6298741
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