四国唯一天守閣のない徳島県。
もはや観光客呼び込みの手段はラーメンしか残されていないのか。
徳島ラーメンは「いのたに」と「東大」しか食べたことがないけど、昨日県民に推薦いただいた「大孫」。扇風機メーカーではなく、ラーメンチェーン店。
並盛ラーメンが600円とやっぱり安い。それに、生卵が好きなラーメンフリークは、卵食べ放題なので余計にコスパが高い。卵はあれな人はあれだけど
徳島県上勝町。
この街で17年かけて実施されている「ゼロ・ウェイスト宣言」というものを寡聞にして知らなかった。
テレビ番組で北欧の女性がこの街へ向かうというドキュメンタリー。
いわるゆSDGsやCSRの意味をよく知らんけど、これまで無料だったレジ袋が1円とか2円になったことは知っている。
更には、ほぼ17年前から川崎市で始まった分別ごみを理解できず、毎日、新聞紙とミックスペーパーの違いを指導されている。
7月11日。
チェックアウトした時に降っていた雨は、クルマが上勝町に入った途端、ワイパーの動きを止めた。
当然と言えば当たり前なんだけど、川オスに頭上に雨は降らない。そういうものだ。
エコについては地元の方に頼るとして、少し先回りして「上勝町」「アート」で検索して見つけた《上勝アートプロジェクト》
2007年に開催された『国民文化祭とくしま』とは、北川フラムが国際芸術祭を立ち上げる前に細々と進行していた狭域アート祭り。
その残り香となっているほったらかしインスタレーションを幾つか。
[射手座造船所]日比野克彦作品。
コンセプトは森の中に船
船にも乗れるということで里山を降りていくと、史上最大の蜘蛛の巣が行く手を阻む。
さすがは、ほったらかし。予算もつかず、このまま遺構廃船となっていくのだろう。
[もくもくもく]曽我部昌史作品。
設置会場へ行くために命懸けで急峻な山道をレンタカーで走っていく
1粒でも雨が降っていたら、いくら軽自動車でも谷底へと落ちていく。
結局、泥道のど真ん中にクルマを停めて「もくもくもく」へのけもの道を縫っていく。
作品は写真の通り。命を賭ける必要なし。燃やしてしまえ。
ちなみに、建築家・曽我部氏は当時、神奈川大学教授とのこと。それならば仕方がない。
他にも2007年文化祭のほったらかし作品が数点残っているようだが、約束の時間も迫ってきたし、作品の質があれだ。これぐらいにしておこう。
「もくもくもく」から眺めた原風景と棚田。思えば遠くに来たもんだ

「11時にWHYで」
しっかりした「?」はドローンでないと確認できないが、やや高台からでも斜めになった「?」が読める。
ゴミゼロの日である5月30日にオープンしたばかりの《HOTEL WHY》+《上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)》
10時50分に到着すると、すでにマイミク・象さんの姿がセンターに立っている。
2017年11月以来の再会。
2003年、当時のクレイジー町長(地元民談)が「ゼロ・ウェイスト」を宣言。ごみ収集をせずに生ごみなどは各家庭で堆肥化、瓶や缶は住民が「ごみステーション」に持ち寄って分別しリサイクル。
今では分別するゴミの種類は『45』にも及び、リサイクル率は80%。生活ごみの2割は焼却やむを得ず、この辺りが限界らしい。
因み、おいらが実行している分別は『3』

かなり進歩した。
およそ2000人の町民は、自宅で堆肥できなかったゴミをここに持ち寄り、それぞれの分別コーナーへ仕分けして帰っていく。
やってきたモミジマークのおじいさんに即席インタビュー
ゴミをそれぞれのスペースへ分別して、とても誇らし気に上勝町の行動を語ってくれた。
資源になるゴミはリサイクル業者が一括で買い取って、産業廃棄物は業者にコストを払って引き取ってもらう。
さらに驚いたのが「くるくるショップ」と名付けられた物々交換のコーナー。
自宅では不要だが、誰かに使ってもらうことのできるいただきものなど日用品や雑貨を「くるくるショップ」に預け、預けられたもので必要なものは無料で持って帰ることができる。
食器がほとんどだけど、文具や衣服や旅行用のキャリーバッグまで。
つまりは無料のブックオフ。
誰もが参加できるので、川崎からやってきたおいらはなぜか栓抜きを1つ、隣町からやってきた象さんはカレー皿を2枚、それぞれお持ち帰りとした。

「リサイクル業者がトラックでやってきて、全部持って行かないんですかね」と、象さんも当たり前の疑問符を示したが、おそらく性善説。
この町にブックオフは成立しない。
シャンデリア代わりに空き瓶を飾る。
建物自体もリサイクル木材や引き戸やサッシ。見事なアートに出会うことができた。
隣接するホテルWHYは、メゾネットタイプの洋室和室が2室ずつ、4室で満室御礼。
小さな中庭には敷石とオープンスカイ。
クリーニングをしていたおねえちゃんの足を留めさせて、視察と称して部屋を見学。

「泊った方は45種類の分別を体験していただきます。オープン前に海外からも視察に来ていたので、旅行が解禁になれば海外からもお客さんが見えると思います」
ついでに書いておくなら、このおねえちゃんたら現役女子大生で、湘南に住んでいたのにこの山村にやってきた。

「海から山でんな」
永住するかどうかはパートナー次第。湘南ガールが山で映えていた。
晴れ間も見えてきた徳島山間の小さなカフェで、象さんとともにランチタイム。
大根おろしのカレーライスなんだけど、とってもヘルシーで美味しいのだ。
象さん夫妻の2019年ベルギー珍道中を一席伺い、お互いの健勝と再会を誓い合って150分のエコロジー研究会が終焉した。
アテンドいただきありがとうございました。
■GoTo前倒しに疑問の声 感染者、全国に広がる懸念
(朝日新聞デジタル - 07月10日 21:32)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6153330
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