2020年6月24日(水)
『金田一耕助の冒険』(1979年)
監督:大林宣彦
駅西・シネマスコーレ
初見。
推理ものとしては、いまいちよく分からなかったが、最初から最後まで細かいギャグやパロディが満載の楽しい映画で大満足。
和田誠のアニメによるオープニング・タイトルに続き、金田一耕助と金田一京助を間違えるというベタなコントから始まり、刑事たちが太陽に向かって吠えるという中学生レベルのギャグ、そして、なんといっても横溝正史に角川春樹が「この映画の原作料です」と、トランクいっぱいの札束を渡すシーンには大笑いだった。
さっきまで、本作のギャグやパロディの元ネタを列記したウィキペディアを読んでいた。
けっこうな数の元ネタだったが、見てる最中に分かったのは半分もないだろう。
日本映画では珍しいパロディ映画、よくぞこんな映画に金を出してくれたものと、角川春樹に感謝したい。
ところで、本作でいちばんの驚きは、三船敏郎が金田一耕助を演じていたこと。
金田一耕助を片岡千恵蔵や河津清三郎や高倉健が演じていたのは知っていたが、まさかの三船敏郎がねえ。ちょっとしたトリビアものだ。
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