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2020年05月21日00:08

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■7日間ブックカバーチャレンジ 1日目

■7日間ブックカバーチャレンジ 1日目

マイミクさんから、「7日間ブックカバーチャレンジ」というのをすすめられた。
「7日間ブックカバーチャレンジ」というのは、「読書文化の普及のため、好きな本を1日1冊、本の表紙の画像を添えて7日間投稿する」というものらしい。
とりあえず7冊の本を選んでみた。
なにしろ蚤ほどの記憶力しかないので、苦労するかとおもったら、意外なことにすんなりと7冊が思い浮かんだ。
よく、読書によって人は形成される、みたいな言い方をするが、思い浮かんだ7冊のリストを見渡すと、たしかにこういう本を読んで、自分が成長してきたのだなあ、と感慨にひたるものがあった。
「読書文化の普及」にはなりそうもないが、いわば“人生のふり返り”のつもりで、1週間を書き続けたい。

●「スイスのロビンソン」(ヨハン・ダビット・ウィース:著)

フォト


小学3年か4年の頃、学校の図書館で見つけ、2〜3回では済まないくらい、夢中になってくり返し読んだ。
スイスのお医者さん一家が、海難事故にあい、南方の無人島に漂着する。
一家は自棄や落胆することなく、いっしょに流れ着いたわずかな荷物を利用して、無人島でサバイバル生活を始めていく・・・・
という、スイスの児童文学だ。

残念ながら手もとにないのと、読んだのが半世紀以上も昔のことなので、
詳細を語ることができない。
ただただ面白かった、としか言いようがない。
ひとつだけ覚えているのは、海亀のエピソードだ。
家族の息子たちが海亀を見つけた。
父親に教えてもらった、海亀の急所は鼻である、という言葉に従って、息子たちが海亀を獲ってくる。
その晩、お母さんが腕をふるって海亀のスープを作ってくれた。
そして、海亀の甲羅はたらいとなって、大切に使われることになった。
記憶違いかもしれないが、たしかそんなエピソードだった。
知恵と工夫で、無人島を、少しずつ楽園に作りかえていく家族の姿にわくわくしたものだ。
子ども向けにしては、けっこうぶ厚い本だった。
読み終わった後の、達成感や充実感もあったとおもう
とにかく、本を読む面白さを生まれてはじめて教えてくれた1冊。
この「スイスのロビンソン」を皮切りに、いまも続く本とのつきあいが始まった。

ここからは余談になる。
「スイスのロビンソン」を読んだ少しあとに、海外ドラマ「宇宙家族ロビンソン」の放送が始まった。
毎回楽しみにしてたが、うっすらと「スイスのロビンソン」を参考にしてるのだろうなあと、子どもごころにおもった。
いっぽう、けっこう大人になってから、小さいころに見たディズニー映画『南海漂流記』の原作が、この「スイスのロビンソン」だったことを知って驚いた。
さらには、タイトルだけは知っていた人気アニメ番組の「ふしぎな島のフローネ」の原作が「スイスのロビンソン」だったことを知ったのは、つい最近のことだった。


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