Stay Home
今ほどハゲを羨ましく思ったことはない。と、これで全世界12億人のハゲを敵に回す。
美容院に行く切っ掛けを逃して、自宅待機のGW=我慢ウィークが始まろうとしている。
おいらの髪が肩まで伸びて、黄味と同じになったら假屋崎省吾。

川オスNOSTALGICシリーズ
2010年ごろから本格的に書き始めたmixi日記。振り返れば、もうディケイドを超えている。それまでは小さなビジネスダイアリーに行動記録を認(したたたたた)めていただけなので、海外旅行の想い出を記録しているノートがない。
コロナで禁足を余儀なくされる毎日に思う、自由だった時間の喜び。
行きたいところへ出掛けられることが、どれほど幸せかという切っ掛けをクソコロナが気が付かせてくれた。
ポストコロナには、もっともっと行きたい場所へ行き、観たいものを観る。
それまでの場つなぎに過去を記憶で振り返る。
どうせ、自分自身の日記。真偽は関係ない。
2007年7月。
所詮、コンサルタントというビジネスはマッチポンプで生きている。
つまりはクライアントに火をつけて、ポンプで消してあげるという往復作業をこなして糊口をしのぐ。満員電車にも乗らず、残業すらしない。知識と知見と知恵の勝負。

「この保険は危険です

ペナルティを払っても解約すべきだ

」
およそ8000万円の価値があるデリバティブな変額保険。
年2度支払われる配当はそれなりに好金利であるが、指標となるアメリカ国債の金利が×%を切れば、元本割れを起こすというノックイン型の外貨商品。
特に根拠があったわけではないが、クライアントから解約の意思を受ければ発行元の保険会社へ単身向かい、ネゴシエーターとしての役を演じることになる。

「川オスさんに任せるよ

」
エア、ホテル、その他フィーの見積もりを出して、いわゆるアゴアシ付きの海外出張。
保険会社の本社はシアトル。西海岸、初めての旅、否、ビジネスである。
それにしてもTOEICを受けたことはないが、もし受けたなら300点台そこそこの実力。
もし「今、中学生に戻ったら?」という質問があれば「英語をしっかりと学習したい」と答えているだろうほど、勉強をさぼっていた。
英語だらけの保険証券を持参して、あとは地球の歩き方1冊。
現地に同級生がいるので頼ることもできなくはないが、いかんせん旦那さんが先輩につき、恐れ多くてシアトルへ行くことすら告げなかった。
15時45分、今はなきノースウエストカウンター
当時はJALもANAも、ましてやLCCも直行便はなく、ノーマルエコノミー008便。
チェックインにパスポートを出すと、青い目をした大きなお姉さんが「

「Congratulation

」と、ひと言。
誕生日でもないし、ましてや妊娠すらしていない。

「What?」

「U get an upgrade

」
TOEIC900点ぐらいのスピードでおいらに何かを告げている。
聞こえたのはアプグレイというハイトーンの単語。
機内サービスのドリンク、アップルジュースかグレープジュースかを尋ねているようなので、「アップル

」と答えてやった。しかも、TOEICの点数が上がるように「アポ―」という発音の良さで。アントニオ猪木か。いや、馬場だし。
グランドホステスから嘲笑を浴びせられたが、サクララウンジも使えるようなので許してやろう、というよりも、ありがとうノースウェスト。潰れないでね

(←潰れた)
どうやらビジネスクラスに搭乗することとなった。
実は、この時が人生初のビジネスクラス。これが切っ掛けで、海外旅行はビジネスに限るなんていう贅沢病に罹患してしまったのも事実。ラクチンだもの
だから、日本に「ファーストキャビン」なるビジネスホテルができた時は、一度泊まってみたかった。願い叶わず、クソコロナ
フライト時間10時間。
日本から一番近いアメリカ本土、シアトルタコマ空港へは7月31日8時45分着。あれ、時が戻っている
ということで、2007年7月31日、自分には34時間近くの長い1日が存在した。
(つづく)

カプセルホテル「ファーストキャビン」が破産 宿泊需要が急減、再開めど立たず
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=6059814
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