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2019年12月27日02:31

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映画日記 『ツングースカ・バタフライ−サキとマリの物語−』

2019年12月26日(木)

『ツングースカ・バタフライ−サキとマリの物語−』(2019年)
監督:野火明
駅西・シネマスコーレ

アクション女優・亜紗美の引退映画。

亜紗美扮する傷害致死の刑で服役していらい、世間から爪弾きにされた孤独な女が主人公。
彼女が、ひょんなことから出会った、不幸な生い立ちで、オレオレ詐欺グループによって母親を殺された少女を守り抜く・・・・

亜紗美が最後に選んだ物語が、いわゆる『グロリア』だった。
なんとなく、その気持ちがわかる。
たとえ血がつながらなくても、子どものためなら身体を張って、悪党どもに立ち向かう。
女優だったら、誰もが一度は演じたい役柄だ。
ジーナ・ローランズは銃をぶっ放し、亜紗美はうなる鉄拳で悪党たちを粉砕した。

10年ほど前、ふたたび映画を見るようになった頃、『片腕マシンガール』(2008年)や『ロボゲイシャ』(2009年)といった井口昇監督作で、彼女の存在を知った。
そして、2014年公開の大傑作『女体銃 ガン・ウーマン GUN WOMAN』で、亜紗美はヒロインを演じた。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934652706&owner_id=6810959
『女体銃〜』は、この年の私のベストテンで、『百円の恋』に続く第2位だった。
しかし、いずれもシネコンにかかるような映画ではない。
亜紗美という女優は、1970年代に東映ポルノで活躍した杉本美樹や池玲子のように、賞や栄誉とは無縁だが、私にはいつまでも記憶に残る女優のひとりなのだ。


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