2019年9月17日(火)
『神と共に 第一章:罪と罰』(2019年)
監督:キム・ヨンファ
刈谷市・刈谷日劇
『神と共に 第二章:因と縁』(2019年)
監督:キム・ヨンファ
刈谷市・刈谷日劇
『〜第一章:罪と罰』は6月に見ているが、『〜第二章:因と縁』は旅行などがあって、見る機会がなかった。
見逃しかなとおもってたら、刈谷日劇で一挙上映だ。
本日、2部作を一気に見ることにした。
2本で5時間近くなるので、飲み物だけでなく菓子パンと総菜パンをひとつずつ持参した。
シネコンと違って、外から食べものを持ち込んでも、とやかく言われない。
高校時代の土曜日の午後、3本立映画館へアンパンとテトラパックのコーヒー牛乳を持ち込んで夕方まで過ごしたころをおもいだす。
うきうき気分で電車に乗った。
人が死ぬと、死者は地獄巡りをしながら冥界の大王たちの前で生前の行いをめぐって7つの裁判にかけられる。
無罪なら現世に生まれ変わることができ、有罪なら即刻地獄行きだ。
ある日、善良な消防士が救援活動中に不慮の事故で死んでしまった。
自分の亡骸を見ながら呆然としている消防士の前に、冥界からやってきた3人の使者があらわれた。
3人は地獄巡りの道案内と警護、そして裁判の弁護を担当するという。
はたして、消防士はめでたく転生するのか、それとも地獄か?
一度見てるのにもかかわらず、終盤の子をおもう母親の姿に、またしても涙ぐんでしまった。歳のせいもあるが、どうも「母もの」には弱い。
続いて、『〜第二章:因と縁』。
人情話だった『〜第一章:罪と罰』とは雰囲気がガラリと変わって、中国3000年ならぬ、朝鮮1000年の物語になっていく。
それは、『〜第一章』で活躍する冥界の使者3人の因縁話だ。
そこに、爺さんと孫のふたり暮らしの家に住みついた、貧乏神みたいな大男が加わる。
大男を演じるのは我らがマ・ドンソク!!
じつは貧乏神とおもったのは私の早とちりで、守り神らしい。
しかし、この守り神がまったく頼りない。
彼が、窮地におちいった爺さんと孫を救うことができるのか?
というのも、見どころだ。
マ・ドンソクだけでなく、使者3人を演じたハ・ジョンウ、チュ・ジフン、キム・ヒャンギもいい。
紅一点のキム・ヒャンギが可愛い。彼女の名前は覚えておこう。
笑いあり、涙あり、アクションありの2作あわせて4時間40分。
ダレることなく最後まで見せた。
韓国映画の力業だ。
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