mixiユーザー(id:6810959)

2019年09月11日14:26

142 view

鉄道旅行記 3

鉄道旅行記 3

JR線の乗車率70%をめざす2泊3日の鉄道旅行に行ってきた。

第1日目 9月8日(日)

初日から寝坊をしてしまった。どうも、心身ともにだらけきっている。
予定では、この日は横須賀泊まり。台風が近づいているので、早めに横須賀に着いておきたい。
ということで、熱海まで新幹線を使ったら、早く着きすぎた。
まだ台風という雰囲気でもなかったので、予定外の伊東線を往復してきた。
伊東線は乗った気もするが記憶がさだかでない。
「疑わしきは、乗るべし」だ。
線路は伊豆半島の突端近くの下田まで続いているが、JR線は伊東まで。
駅前に「ハトヤ」の看板があった。
伊豆半島は、温泉巡りをしながら、のんびりと一周してみたいところだ。

熱海にもどり、東京方面行きの東海道線に乗りかえ大船で降りた。
大船から横須賀線に乗る。横須賀線に乗るのは初めてだ。気を引きしめて、車窓風景に目をこらす。
小津映画でよくみかける、鎌倉や北鎌倉の駅名にうきうきする。
逗子で久里浜行きに乗り換える。
電車が出発し、しばらくしたら車内が騒がしい。
小学3年生ぐらいで、クラス仲間で遊びに行くのか男女合わせて10名ほどのグループがいたのだが、その中のリーダーらしき利発そうな女の子が、「あれ?わたし、まちがえちゃったみたい」と言いだした。
どうも、横浜方面の上り線に乗るつもりが、下り線に乗ってしまったようだ。
なんでもいいから、次の駅で降りて、上りの列車をつかまえるしかない。
よっぽど教えてあげようかとおもったが、老婆心というか老爺心だった。
利発そうな女の子が、次の駅に着くや、「はやく、はやく」とせっついて、オロオロしてた一団を降ろしはじめた。
ひとりだけ、最後まで事情がのみ込めていないボンクラそうな男の子がいて、おかしかった。
ただそれだけの光景だったが、なれない電車にキャッキャと騒ぐ小学生たちの姿が、とても可愛らしい。

順調に電車は走り、終点の久里浜に着いた。
久里浜線完乗。

久里浜で折り返し、14:30頃に宿泊地の横須賀に着いた。
チェックインするには早すぎるので、繁華街をぶらぶらした。
目につく真っ白な上下は海上自衛隊員だろう。
それと、入れ墨というか、タットーを入れた外人さんがやたらと街中をフラフラしてる。
タットーを入れてるのは男性だけでない。女性もだ。
名古屋でもタットーは見かけるようになったが、こんなに大量の「タットーあり」を見たのは初めてだ。

三笠公園にも行ってみた。
ロシア海戦で有名な戦艦三笠があったが、青函連絡船ほど興味がないので早々と退散。
ホテルへ向かったが、道がよく分からない。
適当に歩いていたら、米軍基地の前に出てしまった。
タットーありの外人さんたちは米軍兵だった。

荒井由実や山口百恵やクレイジーケンバンドの歌を聴いて、一度は横須賀へ行ってみたいとおもっていた。
横須賀は米軍基地のある軍港だった。
彼ら、彼女らの歌にあるバタ臭さに、少しだけ触れた気がした。

夕方からはホテルの部屋で、テレビの台風情報を見続けていた。
さかんに「不要不急の外出は控えるように」とアナウンサーが叫んでいる。
鉄道の乗りつぶしなどという「不要不急」の旅行をしてる身には、耳の痛い話だ。
テレビを見てても台風の向きが変わるわけでもないので、10時頃に就寝。
いつもより早く寝たせいか、深夜の1時ごろに目がさめた。
窓から外をのぞいたら、雨の中、灯りのともったコンビニ店の前で、上半身裸になった米兵らしい白人のアンチャンが仁王立ちになっていた。
もちろん腕にはタットーあり。
突然彼が、風に向かって両手を広げ、雨を降らす天を仰いで、何か叫びはじめた。
「タイフーン野郎め、来るなら、とっとと来やがれ!!」
と、いったところか。

♪ここは〜、ヨコスカ〜

なんとも珍妙な光景に、脱力感でガックリとなってしまった。
明日は、大丈夫かなあ・・・・

(つづく)



8 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年09月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930