mixiユーザー(id:8666179)

2019年08月13日13:37

274 view

《2019FIN8》乾杯

外人さんがフェイスタオルを手に汗をぬぐう姿をみるたびに「申し訳ないな」という気持ちになる。
せっかく日本へやってきてくれたのに、湿度の高い酷暑。さらには台風までやってくる。
ヘルシンキで出会った老女、老男が口々においらに詫びてくれた「いつもはもっと過ごしやすいんだけど、今年は涼しくて申し訳ないね」の言葉を、気持ちだけそのままインバウンドの人たちに贈りたい。「暑くて申し訳ないね泣き顔」
つい2週間前に13℃から18℃ほどの気候を過ごしたヘルシンキの朝夕が、未だに懐かしい。

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972569715&owner_id=8666179
(承前)

《FIN8》
アアルトスタジオを出て次に向かったのは地球の歩き方にも掲載されていない予定外の美術館だった。
旅行中にマイミク・イザベルさんからのコメントを読んでいたら、
猫「もう調べ済みだとは思いますがヘルシンキの美術館クリップ」
・・・URLをクリックして流れてきた情報の多くは、リストアップされていたミュージアムであったが、その中に一つにロックオン。
「アアルト自邸周辺は実はヘルシンキの隠れたアートスポット」の記事。
行くしかない。これがノンツアーの醍醐味なのだから。

まずは行き方。そしてバス停を探してさまよう日本人。
イギリスでピート・タウンゼントの自宅を探してさまよった2年前を思い出した。
オランダでレンブラントの水車を探してさまよった去年を思い出した。
フランスでヴィトンな建物を探してさまよった今年を思い出した。
ということで、常にさまよっている。心配はいらん、てへらん、いすらえる。
バス停を見つけ、最寄りのバス停の読み方もわからないままGPS頼りにストップボタンを押して、降りついた停留所の先を見上げると、そこに、まるで瀬戸内のような、或いは金沢21世紀美術館のような、それでいて小さくスタイリッシュなミュージアムが見つかった。
フォト
こんなことが心底幸せに感じていた、異国での予定外の出来事。この感動を日記ごときで分かち合えることができるものだろうか。その場にいなけりゃわかるまい。
情報をくれたマイミク・イザベルさんに感謝。(←マリメッコ・ピロウはあげない)
フォト
フォト
まるで瀬戸内にいるような見事なインスタレーション。
フォト
プールに仕掛けはない。どこかに階段があって、下に降りていくと水底から水面を覗けるわけでもない。プールサイドに立てかけられた波型の鏡が、青い水面のゆらぎを映していた。
ここに田中角栄は来ていないので、鯉は泳いでない。
フォト
展開されていた個展は《Marita Liulia:mysterium》。
フォト
初耳の作家だけど、読めもしないフィンランド語のキャプションには、この1月に南青山スパイラルホールで個展を開催されていたという驚きの記事。
フォト
《DIDRICHSEN art museum》読めもしない美術館名だけど、想い出深い寄り道であった。

帰りは美術館前のバス停からトラム停留所へ乗り継ぎ、1度だけ方向を間違えたけどセントラルステーション前のホテルで小休止。
約束の時間が迫ったレセプションディナーは、港町の小洒落たストリート沿いの坂道の途中。
トラムには乗らずに散歩がてら歩き始めると、セントラルステーションをカメラに収めようと構えていた日本人女性を発見。見覚えがある目
間違いない。彼女は、アアルトで予約あれこれをレクチャーした30代ひとり旅女子だった。
蟹座「アアルト、観られましたか?」
紳士然として語りかける。
ひよこ「はい。2時の回に入れてもらえました。あと、カフェも行ってきましたコーヒー」
笑顔で再会を祝福し、紳士然として別れを告げた。

フォト
ヘルシンキのシンボル《ヘルシンキ大聖堂》。
ルター派の教会は、おそらく日本で見かける多くの教会と装いを異にしている。
フォト
静寂の教会内に響く中国人系のシャッター音。ついでに悪乗りして日本人系のシャッター音。

今回の旅行で初めて港に出る。
といっても、まだ訪芬2日目の日記であることに気がつくまい。
フォト
もたいまさこが連日「私の荷物、まだ見つからないかしら」と、旅行代理店か大使館かフィンエアに電話していたこの港。太ったカモメが「よっこらしょ」と空へ飛び立った。
そのうちに、ヘルシンキのおじさんから太った猫を渡されることになるので注意せよ、まさこ。

映画『かもめ食堂』の聖地、マーケット広場の散策は翌日にとっておいて、目的のレストランのドアをノックするワイングラス
フォト
この日、この場所で、フィンランドの伝統料理を食すこの喜びを、いったい誰が予想していたというのだろう。まずは、この奇跡に乾杯。
多くの日本人で満席となったレストランでパーティーは始まった。隣のテーブルでは老夫婦と娘さんのファミリーが、おいらの手元に運ばれたミートボールをみて驚いていた。でかすぎる。
フォト
付け合せはいずれの皿にもビーツとピックルス。
ユーミンご推奨の野菜であるが、酢付けのビーツはほぼ酸っぱい。
きっとここのTPOにはワインがぴったりと合うのだろうが、ノンアルコールなおいらはカルピスが欲しかったワイングラス
こんな感じで長い夜が暮れぬまま、ようやく3日目の朝を迎えることになる。
(つづく)



東京、ガチで暑かった 約9割の外国人が「東京は自国より暑い」と回答
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5745303
11 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年08月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の日記

もっと見る