小泉クリステルがファーストレディ。そんなステキな国になりますように。
そんなことより、北欧紀行日記が乳として、否、遅々として進まない
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(承前)
《FIN5》
とても親切でお話好きのFINばあさんに道案内されて、どうにかたどり着いたThe Aalto house
ガイド付きツアーの時間は12時から16時までの1日5回。1回の入場制限20人。
当然のように旅立ち前にブッキングを済ませており余裕綽々。
10分前の集合時間までまだ30分を残していたからLaajalahti湾(ら〜やらち湾)沿いにあるという、雰囲気のよさそうなカフェで喉の渇きを潤すことにした。
《Cafe Torpanranta

》(かふぇ・とろぴかーな)
なぜここを選んだかと問われれば、その他に店はない。と、答える以外にない。
さらに、店名が本当にトロピカーナなのかと問われれば、スルーするしかない。
適当なパイがあればライトなランチもと思ったが、サイズが大きく昼前の胃袋に似合わない。
そこでチョイスしたのがスムージー。これなら、のどの潤いも満たすし、お腹の減りも戻すことができる。一石二鳥

やはり天才である。
ドロドロギトギトした「深紅」とドロドロギトギトした「深緑」の2種類。
どうせ英語で聞いたって内容は理解できないので、場当たり的に「深紅」をチョイス。
見た目よりもずっとスィーツベリーで、いろんな味で美味かった。
ちなみに「深緑」はキウイ系だったようで、さすがはカフェ・トロピカーナ
北欧で南国の味わいを醸し出す。
テラスに腰かけてLaajalahti湾を眺めると、まるで二三雲のような棚田雲が鮮やかに浮かんでいる。日本では観ることのない肉厚のうろこ雲。
思えば遠くに来たもんだ。と、至福を我が身に感じていたら、静寂を破るガラガラ声の日本語が飛び込んできた。

「ホンシュウ、シコク、キュウシュウ、ホカイドー

」
となりのテーブルにひとり座ったフィンランドのおっさんが、突然、日本列島を語り始めてきた。
社会科か。
話しかけてきたのだから、ここは笑顔で応対するのが礼儀。

「よくご存じですね」

「オキナワ、トーキョー、キュウシュウ

」
地理か
地理の時間なのか。
それにしても九州の好きなおっさんである。
知っている日本語はおおざっぱな日本の地名だけだったようで、英会話を始めると、冒頭はFINばあさん同様に、

「今日は寒くて(16℃)申し訳ない。例年の夏はもう少し暖かく過ごしやすい」と、気候のあいさつ。
さらには、この国はとっても幸せの国なんだよ。と、自信満々に語り始めた。
自分は新聞記者(←ではないと思う)で、日本のこともよく知っている。
日本に来たことがあるのか?と聞くと、

「私はヨーロッパを出たことがない

」
引きこもりか。
こちらの問いかけを完全スルーするように、

「坊主(←たぶん、おいらのこと)、フィンランドの人口はどのぐらいか知ってるか?」
社会科か。

「300万人?」

「NO!550万人だ

」
だからどうしたというのだ。

「オキナワは100歳以上の人口が多いぞ

」
厚生労働省か。
こちらはフィンランドやヘルシンキの話題を振っているのに、返ってくる会話は人口統計ばかり。かなりチグハグなおっさんのTシャツはPUMA柄

「これからアアルトに行くんです

」

「……」
PUMAおっさん、アアルト知らずが判明した。
そろそろ予約の時間も迫ってきたし、おっさん対日本人代表(←おいら)の会話もまるで38度線の南北のように成立しない。
ドロドロなスムージーを肺活量のすべてを使って一気飲みして、PUMAおっさんとの別れを告げる。
ここは友好的にシェイクハンドだ


「NO! おれは握手はしない。バクテリアが遷るからな

」
バイキンマンか。
実はこの「バクテリア」のセンテンス、今でも理由がわからない。
潔癖症なのか、それとも東洋人はすべからくバクテリア人だというレイシストなのか。
なんだかわからないけど、実はカフェでの20分、PUMAおっさんとの会話をとても楽しんだおいらがいる。
さて、次こそはAALTO関連の日記を書こう。
■「醤油にしか見えないオレンジジュース」が話題 なぜ作ってしまったのか、チェリオに聞いた
(Jタウンネット - 08月07日 20:10)
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