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2019年06月23日21:41

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とらやと岸邸

御殿場で一番行きたかったスポットがここ。
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《とらや工房》
御殿場=プレミアムアウトレットだと思っているおねえちゃんたちには一生気が付かないであろう清涼感漂う富士の杜。
とらやの羊羹が食べたいわけでもない。やはり、最近はまっている建築物との出会い。
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山門を抜けると木漏れ日に映える竹林が迎えてくれる。
とはいえ、空はどんよりとして今日一日、霊峰の頂上は雲隠れ。
急ぐ旅ではない。ゆっくりと散策してみよう。
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テラス席に着席すれば少し高くなるどら焼きと淹れたて、飲み放題のお茶がついてくる。ただ、独りきりの贅沢はもったいない。お持ち帰りのどら焼きを手に入れて、内藤廣設計をたっぷりと堪能した。
曇り
雲行きが怪しくなってきた。
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東屋を右手に見て奥手へと抜けると、岸信介の別荘であった《東山旧岸邸》家
先日は大磯の吉田茂邸に伺ったばかりであり、いよいよセンターウイングを自負していた川オスもネトウヨの世界へと迷い込んでいく(爆)ハート達(複数ハート)
前庭から眺めた邸宅には魅力を感じることができず、300円の入館料さえケチりたくなる雰囲気だったが、「折角来たのだから」と「きっと何かある」、そして日記ネタの探りにもなるだろうと、大枚100円玉を3枚出して清水から飛び降りた気持ちで岸邸へ足を踏み入れた。
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ちょうど、ボランティアガイドさんが観光おばちゃん8人組を連れて邸内ガイドを行っていたので、その尻尾について途中からの観覧。
8人のうち6人は興味が薄く、2人も質問の内容が政治の話題でガイドさんもやや食傷。
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ただ、こんな家系図を見せられると、政治の話題で質問をしたくなるおばさんの気持ちも十分理解できる。
岸信介と佐藤栄作の兄弟総裁に、直系を辿っていくと安倍晋太郎、安倍晋三親子。
傍系には吉田茂と麻生太郎が控え、佐藤栄作の大叔父を辿れば、戦後日本を救った外相・松岡洋右が見えてくる。
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黒地に金字の般若心経。岸信介自筆。★5.
おばちゃんからの質問「下書きとかあるんですか?」は誰もが思う疑問だが、ガイドさんが「紙が黒いので手本を下に置くのは無理ですよね。本気の般若心経ですねペン」

おばちゃんガイドが終了し、ボランティアさんも休憩所へと戻っていった。
どうやら貸切になってしまった。
さらに雷雲が御殿場の空を覆い、激しい雨音が天井を打つ。
すると、庭園の受付嬢やガイドさんがガラス戸を閉めたり、中庭散策のサンダルを仕舞ったりとわさわさとなってきた。
犬「どうぞ、ソファに座って天井や欄間を眺めていてください」
言われるままに革張りのソファに座り、雨だれの園庭に視線を移して、そしてゆっくりと息をつく。
とりあえず雨支度を終えたガイドさんがやってきて、さっそくおいらに語り掛けてくれる。
犬「建築物がお好きですね?」
いきなり断定調だが、確かにそうだろう。
平日におやじ(←おいら)一人っきりで、とらや工房のみならず岸邸にまで有料でやってきた。
自民党マニアかどら焼きフリークでない限り、建築物ファンでしかありえない。
本邸を建築した吉田五十八先生に関しての話、その流れを汲んでいるであろう内藤廣建築のとらや工房。
老齢のガイドさんは、丹下健三や村野藤吾世代のようで、おいらが名をあげた藤森照信や田根剛にはあまり食いついてこなかった。
犬「今度、世田谷の猪俣邸に行ってらっしゃい。五十八建築の代表作品が見られますよ指でOK」
あ〜あ、また行きたいところリストが増えてしまった。とらや工房を一つ消したのに、この繰り返しはいつまでも続くだろう。

受付にいたはずのおねえさんも食堂を案内してくれた。
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名前を教えてもらったがすでに忘却の彼方にある紫に映えるモミジ。
もちろん、秋の紅葉の美しさは言うまでもないが、
ひよこ「雨に濡れた庭では蛙が啼きます。紫や茶色や緑に彩られた庭木が、ちょうど美しい時期ですね」と、抒情的に語り掛けてくれるこのホスピタリティがステキだった。
300円の入館料でこれだけ親身にガイドをしてもらえて、この地の好印象は倍旧にも増した。

惜しいことにまだ雨は止むことを知らず芝生に叩きつけている。
”駐車場までのおよそ800m、雨に打たれながら走ってみるか”…傘の用意がないおいらは半ば濡れねずみを覚悟して玄関三和土で靴を履いていた。
すると、受付嬢が手にした傘をおいらに預けて、どうぞお使いくださいと、まるで三ツ星ホテルのベルボーイのようにゲストを送り出す。
手にした大きな傘はおいらを降る雨からプロテクトし、途中のとらや工房まで濡れることなくたどり着く。

とらや工房についた。
駐車場までは500mほどあるだろう。
蟹座「傘、ありがとうございました。どちらにお返しすれば?」
ペンギン「あっ、どうぞ、駐車場までお使いください。駐車場にいる警備員に渡してくれれば結構です手(パー)」
これぞ、日本のおもてなし。
当たり前と思うことはない。素晴らしいことなのだ。
なぜなら、今後の人生で御殿場に来た時は、きっとまたここに寄るだろう。
感謝の気持ちというのはそういうものだ。

雨が降り続く駐車場についた。
雨合羽をかぶった警備員に傘を渡す。
猫「あっ、クルマまで差していただいて構いません。わたしが付いていきますから走る人」
とことん、とことん。
まるで瀬戸内のベネッセにいるようだ。
(だからこそ、直島の石橋オヤジは辞めるべきなのだ)
おいらが黒マーチに乗るまで傘をかざし、お返しした傘をやってきた観光客のカップルに次はあなたへと、手渡した。カップルの持っていた傘は2人で1つ。あいあい傘ではあったが、強く降る雨には1人1本が必要だ。警備員のおじさんは、そこまで考えに及んでいる。
《とらや工房》+《東山旧岸邸》★10.



■地元じゃ有名! 旅先で見つけたら絶対、味わうべき「ローカル系お菓子」
(週刊女性PRIME - 06月23日 17:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=5675947
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