磯崎新氏プリツカー賞受賞記念と称して、建築士巡礼が盛んなマイミク界。
東京オペラシティで見損なった田根剛展が、福岡に巡回中であることを発見し天神まで足を伸ばす。
博多から乗車したタクシーの運転手。

「天神バスセンターまでお願いします

」

「バッテンね。あいよ

」
乗客であるおいらとしては、それほど急いでいるわけではなかったのに、見事なハンドルさばきで渋滞の隙間隙間をぐんぐんと縫っていき、時には赤信号でさえアクセルを踏み込んだ。(←まじ、危ない)
目的地について、リアトランクからスーツケースを下ろしてくれる。
車内ではリアシートにしがみつくのが精一杯で言葉を交わす余裕もなかったが、どうしても言いたかったひと言。

「見事な運転でしたね

」

「ふっ

」
この時のドヤ顔が、あぶない刑事の柴田恭兵のような渋さで、これがまたカッコよかった。
運転手さんの年齢、およそ70歳。おそらく、地元では有名なタクシー運転手に違いない。
名刺を頂いておくべきだった。相当にスリリングな博多ドライブが楽しめるのだから
『Archaeology of the Future:田根 剛l未来の記憶』(三菱地所アルティアム)
オペラシティでの展覧会断念は入場券の高さ(1200円)と混雑が原因。東京での人気が高い。
ところが、博多のここではわずか400円、しかも適度な観客数。
まずは田根剛のラフスケッチ。
彼がプロジェクトを進行させる上で必ず実行されるイメージのブレインストーミング手法。
彼はこれをArchaeological Reseach(考古学的リサーチ)と呼んでいる。
第二室からは彼の作品群をマケットや映像で紹介。
竣工まで10年間掛けた代表作『エストニア国立博物館』。
飛行場跡の滑走路上に、ものすご〜く縦長の博物館を作り上げた。
奥行きの長い建築物が好きな人なら必見の建築物。
但し、博物館そのものが好きでない人が入ってしまうと、多分、帰り道が辛い。
右上の建築物は世田谷区に実在する個人宅。
多摩川沿い、等々力渓谷の裏手の高級住宅街に上層部分だけではあるが、ぽつんと観ることができる。
左上のマケットは京都十条にある(のか、まだ未完成なのか知らないが)『10 kyoto』。
すでに完成しているのなら、観に行きたくなる作品である。
新国立競技場基本構想国際デザイン競技でファイナリストとして、隈研吾やザハ・ザッハトルテ女史と争ったは『古墳スタジアム』
もし、新国立競技場デザインの審査員がセンスのいい人たちの集まりだったなら、今ごろ、神宮の杜には手作りの古墳が新設され、その中に8万人収容の競技場が完成間近だったのに
田根剛、39歳。15年後のブリツカー賞に名乗りをあげるはずなので、覚えておくがいい。
磯崎新氏プリツカー賞受賞記念巡礼の日記は明日も続く(予定)
『土田泰子展 導〜Where's a will, there's a way〜』(平塚市美術館)
《無料》という言葉に即座に反応する川崎オスカー(←おいら)。
舟越保武や舟越桂親子、佐藤忠良などの彫刻作品がロビー展示され、無料で鑑賞できる。
屋外屋上展示のこれも魅力的。2体ではなく、勝手にウラオモテ。
ところで今回は、「奇跡の繊細作品作家・土田泰子女史の代表作がロビーで無料展示されている」という貴重な情報をいただいて、イオンシネマのついでにやってきた。
現物を観ないとこの感動は味わえないが、少しだけ写真再現と解説編。
作品名は忘れたが「歯ブラシ」、そして「棒温度計」。
黒鳥はマドラー軍団。マクドナルドでもらえるあのマドラーより大きなやつで作ってある。
安全ピンで作り上げられた富士山。
これを見ていたら、普段着のおじさんがやってきて、おいらに問いかける。

「何本の安全ピンを使っていると思いますか?」
あっ、この人は土田作品展示に関係のある人なのだろうか、おそらく答えを知っているのだろう。
おいらが、真剣に答えの単位を推し量っていたところ、おじさんの野郎、そのままスタスタと去っていく。
なんやねん、おいらに話しかけたかっただけのおっさんか
土田泰子といえば、これ『mammamia』
ミルキーの包み紙で作成した立体造形。
これには個数の回答が22万個と記されている。
中味のアメは入っていない。包み紙だけである。
22万個のミルキーを誰が食べたのかが気になるところであるが、どうやら素材集めには不二家のペコちゃんも協力してくれたらしい。マンマ・ミーア
土田泰子、33歳。
彼女には、おいらには全く存在しない「根気」という2文字が埋まっている。
そもそも、ジグソーパズルを一度も完成したこともない川崎オスカーとは、おいらのことだ

「絵だと認識できない」「写真みたい」 18歳が色鉛筆で描いたリアルな毛並みの猫に驚きの声が寄せられる
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5530837
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