(承前)
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九州国立博物館の仏像たちに別れを告げ、エスカレーターのガイドさんに光明禅寺への向かい方を尋ねると、待ってましたとばかりにおいらをEXITへ導き、(私が見つけた抜け道よ)とでも言うように坂道・小径を駆使した近道を教示してくれた。ありがとう、九国の伝道女史。
光明禅寺の門を潜ると、寂れた玄関に疲れ果てた爺さんが番人となって椅子に座っている。
200円という微妙な拝観料は、結果的にクソ高いものであったが、御朱印のやり取りが好意的だったので屁でもない。

「御朱印は書けないけど、もしかしたら書き置きがある。探してみるけん、廻っててな

」
素直に育ったおいらはその言葉通り、三和土でグルグル廻っていたら、

「ちゃいまんねん。本堂を見て回ってき

」
ちょうど気持ち悪くなってきた頃だったので、すぐに回転を止めて靴を脱いで御堂へ上がり、掃き清められた園庭を鑑賞した。
たかがオスカー邸の庭とそれほど変わりのない広さではあるが、苔に濡れた枯山水は私の揺れる心を和ませた。
実はまだ回転の余韻が残っていたのだから。
疲れ果てた爺さんが自身で認めた日付入りの御朱印を拝受して、レンタカーは次なる神社へ向かう。
竈門神社と書いて「かまどじんじゃ」。
太宰府の境内でその存在を知り、竈という難しい漢字をどう御朱印に揮毫するのか、そのことだけを知りたくて山道を5分ほど。
境内は工事中でやや騒がしい参拝となったが、社務所の御守り売り場がとてもスタイリッシュで来た価値あり。
縁結び・恋愛成就の神社だそうで、御守りを結ぶ木にも何かしらの謂れがあるらしい(←忘れた)
太宰府から車で30分。
最初に検索したルートは途中に「土砂崩れ・通行止」があって、往く道を頓挫。福岡のドライブナビゲーターはマヌケである。「10km先に通行止めがあります」と、音声案内しながら、10km先の通行止までナビゲートしやがった。
3kmほど引き返して迂回路から鉄道路線沿いを走り南蔵院到着。
今回の福岡ツアー、否、福岡出張目的地の一つ。
1県に1ヶ所ほどは存在する仏像ワンダーランド、お寺の珍スポット。御賽銭の気持ちだけで、境内を巡って楽しめるのだからありがたい。
《大聖不動明王》
外人さんが泣きそうな顔つきで眺めていた。
当地の人気涅槃像「ねぼとけさん」
ブロンズ物では世界一の大きさ。
足の裏にも文様があり、なんとかというあれらしい。(←全く忘れた)
その隙間に1円玉や5円玉を差し込んで、まさにアート。ほっこりするよね。
5年前、当地で起きた豪雨災害の際、職務遂行中に命を落とした享年21歳の警察官のお地蔵様(写真:左上)と、そのエピソードにホロリ
土砂崩れ通行止めのタイムロスをカバーして、ホテルチェックインまではもう1軒ほど参拝できる時間ができた。
当初予定をクリアしていたので、あとはアドリブ。
そうだ、筥崎宮へ行ってみよう。
まるで、遠距離恋愛の彼女に逢いに行くように胸がときめいた。遠距離恋愛などしたこともないくせに。
クソ下手くそなうんこ御朱印は、筥崎宮デザイン説。
これを証明するかのように、寺院の名柱もリーフレットも、なんとなく御朱印の書体に倣っている。
これで2枚目となる御朱印が同じような書体であれば、もう二度とうんこ御朱印とは呼ばないし、筥崎宮に謝罪する。
謝罪しない。
カネカエセ
境内は必勝神社のいわれを証明するように、地元プロスポーツチームが挙って必勝を誓う。
このうち、バスケットB-リーグ RIZING ZEPHYR FUKUOKAの絵馬だが、挑戦の字を間違えやがった。
「挑閃」
偏差値スリーポイントなう
福岡初日はこんな感じで参拝三昧。太宰府や南蔵院はもとより、筥崎宮へ再拝できたことが実は嬉しい。
さて、美味いものでもいただくか。

日本初のムーミンのテーマパークがいよいよオープン! 「ムーミンバレーパーク」行ってきたレポ
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