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2019年03月04日00:31

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映画日記 『移動都市/モータル・エンジン』

2019年3月3日(日)

『移動都市/モータル・エンジン』(2019年)
監督:クリスチャン・リバース

移動しながら都市を捕食していく都市という、文字だけでは想像もつかない設定が、映画になると、すんなり「そうか、そうか、そういうことか」となる。
もちろん、いろいろと難癖をつけようとおもえば、いくらでもつけれそうだが、そんなことをしたらほんとうの難癖だ。しかも野暮というもの。

小さな移動都市をあらかた食い荒らしてしまった巨大な移動都市の名がロンドンだった。
その移動都市に反旗を翻し、土地に定着することを選んだ反移動都市同盟の指導者がダライ・ラマみたいな導師で、その部下の中にインド系の女性がいたことから、これは西洋と東洋の対立を描いているのかと、少しおもった。
つまり、トランプ大統領と習近平主席の対立だ。
しかし、そんな底の浅い、たわけな映画ではないだろうな。

若いヒロイン、へスター・ショウが母親の仇を討つという、時代がかった大芝居が楽しい。
大芝居ではあるが、へスター・ショウと奇っ怪な改造人間と関係や、彼女が自分の出自を一瞬疑うあたりの、小技のようなエピソードがストーリーを盛り上げていく。
シュライクという名の改造人間が哀れだった。

移動都市の造型もみごとだ。
そして、最大の見どころは、紅の戦闘機をあやつる女性パイロット、アナ・ファンを演じたジヘだ。
度肝を抜く彼女のルックスが強烈だった。
初めて見る人だったので、家に帰ってネットで検索したら、アメリカを拠点とする韓国人の女優兼歌手とのこと。

USAのUSBメモリー(みたいなもの)のオチに、クスッとなった。


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