パリなう、1月23日22時。
マイレージでビジネスクラスを予約しようと試みたら、「あなたの旅行は断じてビジネスではない

」(JAL談) と断われて、ワンランクダウンのプレミアムエコノミーをブッキング。
プレミアムエコノミー(PE)を訳せば「上質な節約」。なんのこっちゃい。
PEでもサクララウンジは使えるので、出発前のひと時をたらふくの日本食で過ごすのも至福の一つ。
離陸後、1時間で機内サービスがやってくるというのに、卑しい豚め(自称)。
搭乗してジャケットを収納し窓側席へ通してもらう。
隣席の筋肉質な外国人が、まるで洋画スターお手本のような”斜め上から握手”を求めてきた。

「Hi! I’m Steve

」

「Hello u! I'm Oscer

」
UKマンチェスターから日本へやってきて、これからパリへ向かうという。
日本語は使えないようで、おっさん2人が単語を選んだセリフと単語を絞り出したセリフとで、たどたどしいカンバセーションを紡ぎ出す。
離陸前の緊張を解きほぐす楽しい時間となった。
まずはEU離脱(BREXIT)への皮肉を先制パンチ。
スティーブは、ロシアとの交渉が上手く行かないこちらの”プレジデント”をちくり。
食品関係のビジネスをしているそうで、東京ではハンバーグチェーン関係の業界と会食に及んだそうだ。
見せていただいたスマホには、銀座の高級そうなしゃぶしゃぶ(下着あり)と、別の会食で艶のいい握り寿司が並んだ写真。
スティーブは「キューカンバロール」が好きだといい、おいらは「一番安いよ、かっぱ巻き」と、イギリス人のフードセンスレベルを叩いておいた。
UKに寿司など1万年早い。フィッシュ&チップスでも食ってやがれ。
渋谷のスクランブルな写真を見せて、「日本人は魔術師のようだ」とおいらの民族を引き立てる。引田天功め。
こちらも負けずに一昨年渡英した際に歩いたフレディ・マーキュリーの生家や、ピート・タウンゼントの自宅、さらにはThe Kinks、マスウェルヒルビリーのジャケット写真で有名なアーチウェイのクラブ写真と、おいらのロンドン好きをアピールした。
どうだ、スティーブ。
ところが、彼にロックな反応なし。
どうやら60−70年UKロックに何ひとつ関心がないようだ。
ならばと、ついでに撮ってあったアビーロードを渡るおいらの写真を見せてみたら、これには「Oh! you like Paul!」と反応しサムアップ
一般大衆か。

「東京で一番印象に残った場所は?」のクエスチョンに、返した答えが、

「明治社員

」
なぜ、これだけは日本語なのか分からないが、いきなり勤め先を明かしてきた。
サンテオレ野郎め。
おいらの英語が全く通じていない。

「No no no

Where is the best remaining place ?」
彼の口から放たれた答えは、再び「明治社員」
クソ・サンテオレ野郎め。
理解できないとばかり、首を傾げていると、

「oh! spell

」
と言いながら、スマホメッセージで《meiji shine》と打ち込んだ。
明治、死ね?
ああ、大学ラグビーで惜しくも優勝を逃した天理大学ラグビー部のコーチなのか。
通りでガタイがいい訳だ。
つまり、サンテオレではなくて、聖(サン)天理、俺。
天理教の宣教師なんだね、スティーブ。
これ以上、会話を続けていくと、布教活動の部になっていくのでタヌキ寝入りに入ることにした。
お休み、スティーブ。
おいらは、時差ボケ防止に午前11時からでも眠れるのだよ。
話に夢中になってシートベルを閉め忘れ、スチュワーデスさんに叱られた。
だから言わんこっちゃない、スティーブめ。
《2019PAR1》へ続く。
■病気の可能性をチェック! 「昼間に眠い」を解消する方法
(AERA dot. - 01月23日 11:32)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5467666
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