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2019年01月13日21:23

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《アート》同級生画伯やロシアアートなど

同級生の日本画家からレセプションへのお招きをいただいた。行かないわけがない。
国立のギャラリーへ行く前に、別の同級生がギャラリーを開いていて、ちょうど版画展の初日。作家さんは大阪芸大卒の竹崎勝代先生。
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竹崎勝代『呼吸するかたち』(国立Watermark arts&craft)
集まっていた人たちで、ちょうど小学生への美術教育の話題となった。
小学校での美術教育が「ゆとり教育」という名のもと、週2時間から1時間へと減らされ、さらには「解答至上主義(答えが確実なものだけ教え込む)」が「答えのない感性教育(答えが人によって違うものは試験科目には選ばれない)」を押しやって、芸術へのはぐくみを狭めている、云々。なるほど、深い。

美術で生計を立てる者にとっては「ゆとり教育」の弊害が、危機的な課題となっていた。
芸術系大学を卒業しても、アート系フリーターやアート系ニートが当たり前になっているともいわれている。
蟹座「上野には美術館に押し掛ける人々がわんさか生まれているのに、日本の美術教育、アート界の危機ですか?」などという、シロウト的意見を述べてみたが、上野の混雑は「誰かが行くから自分も行く派」「貴重な美術展のようだから、とりあえず観ておこう派」「日曜美術館でやってたから、とりあえず行ってみよう派」ばかりで、このブームと芸術経済は別物らしい。
手先は不器用で自らが作家となることはありえないおいらだが、映画好きが幸いしてなんとなく感性が広がった「観るだけ」の人間につき、芸術を仕上げてくれる作家さんたちへはリスペクトの気持ちしか表せない。感謝。

友人のギャラリーをあとにして寒風吹きすさぶ学園通りを歩く。
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途中、おいらの母校ではないか、と巷間いわれているHッ橋大学(仮称)キャンパスで重要文化財なる「兼松講堂」をゆっくりと鑑賞。
あいにく修復作業中であったが、ステンドグラスの埋め込まれた図書館は健在でまるで明治村へやってきたかのような感覚だった。
さらに学園通りを北へ向かい、駅舎を正面にして線路沿いを左折。
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『山本靖久展‐静穏な場所‐』(アートギャラリー国立)★5.
アートギャラリー開館25周年を記念して、同級生画伯の展覧会が開催された。
この日は恩師とのトークショーとレセプションパーティー。
同じ高校時代のクラスメイトたち6人も駆けつけて、これからの日本美術界に君臨するであろう同級生に憧憬の念を贈る。
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トークショーでは29歳からの作品をプロジェクターで紹介し、セルフコメントと芸術評論家である恩師からの批評。
何点か過去に鑑賞した作品もあったが、そんな作品の背景に彼の深い気持ちが入っていた。
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今回の展覧会に合わせて作った7m超の大作。
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彼の作品の特長は変形カンバスと丸い動物たち。その象徴が象さんということとなる。
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レセプションパーティーで乾杯し、美術館のキュレーターを務めていた奥さまと会話を弾み、同級生たちと別れを告げた。
今回の個展、1月15日が最終日。げっ、明日しかないじゃんげっそり

方や、万人向けな美術館展。
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『国立トレチャコフ美術館展 ロマンティックロシア』(Bunkamuraミュージアム)★4.5
画家の名前も知らぬ(当社調べ)というのに、中混雑のミュージアム。
ちょうど昨日、美術教育談議で日本美術界の危機について話題にしたばかりだったというのに、この混雑はどうしたものだろう。
おいらにしてみれば、たかがロシア美術。モネもゴッホもいないのに。
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シーシキン『正午、モスクワの郊外』(1869年)
ちょうど、西洋では印象派が席捲していた19世紀後半から20世紀前半の作品。
コニャックやボルシチのような絵画を想像していたのに、どこかで見たモチーフが、すんなりとおいらの脳裏に受け入れられた。
そして、シーシキンというツナ缶のような作家名は、記憶の海馬に埋め込んだ。
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バクシェーエフ『樹氷』
まるでモネだよね。
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クラムスコイ『忘れえぬ女』(1883年)
本展のシンボル的な作品は、マネの黒い服たちのように見えてきた。
『忘れえぬ女』のほうは、かなりキツい視線でおいらを見下しているのであれだけど。
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クラムスコイ『月明かりの夜』(1880年)
本展マイベスト2に位置する縦4m、横3mの大判。
左下にほんのりと咲いた睡蓮が美しい。

見事、川崎オスカーベスト1に選ばれたのが、この作品。
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モラヴォフ『おもちゃ』(1914年)
写真では伝わらない贅沢なマチエール。
こんな明るい作品がロシア革命の起きた1914年に描かれたというのも、芸術家ならではのアイロニーである。

展覧会は1月27日まで。


■50歳から伸びる人、50歳からしぼむ人 違いはどこに?
(AERA dot. - 01月12日 09:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5453892
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