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2018年09月26日01:47

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映画を見ない日の出来事212

映画を見ない日の出来事212

3年前から始めた西国三十三所札所巡りが、今年の7月に満願となった。
満願になったのだから、これからは平穏な日々が続くとおもっていた。
8月初旬の東北旅行までは、たしかに順調だった。
ところが、8月の中旬から歯痛に悩まされたり、夏バテや肩・腰の痛みなどで、体調も気分もすぐれない。
楽しみにしてた御嶽山登山やJR線の乗りつぶしも、天候不順に見舞われてしまった。
これらの不調の連続に、実は思いあたるふしがあった。
それは、西国三十三所巡礼満願の、お礼参りが済んでいなかったことだ。
本によると満願してからのお礼参りは、してもしなくてもいいそうだが、私としては早いうちにお礼参りをしなければと、ずっと気にやんでいた。
なんとなく、その気にやんでいたことが不調の要因であるような気がしてならない。
ならば、お礼参りを済まそう!!

青春18きっぷのシーズンは終わっていたが、JR東海が「信濃路フリーきっぷ」という割引きっぷを販売している。
青春18きっぷよりは割高になるが、特急列車に乗ることができるなどの特典がある。
特典のひとつとして、ふもとの栂池高原からゴンドラとロープウエイを乗り継ぎ、標高が約2,000mの栂池自然園までの往復と入園料、合せて3,600円相当のクーポン券がついていた。
栂池自然園からは白馬岳が見えるという。

旅行へいくときは、かならず旅先の映画館のスケジュールを調べている。
今回、長野市で『止められるか、俺たちを』の先行上映が目に飛び込んできた。
これは行きたい。さっそく電話で予約した。

最近、普通列車ばかりなので、たまには特急列車にも乗ってみたい。

ということで、先週末は鉄道旅行にお寺巡りに山歩き、さらには映画と、いわばラーメンに例えるなら「全部のせ、大盛り」の3日間だった。


第1日目 9月22日(土)

まずは善光寺にお礼参りだ。
過去に2回ほど訪れているが、まじめにお参りしたのは今回が初めてだ。
最初は学生時代、有り難みなど何もなかった。
前回は慰安旅行だ。きっと酔っぱらっていたのだろう。
大きいだけでなく、どこか凜とした風格のある寺院だった。

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帰りに、明後日に『止められるか、俺たちを』の上映会場となる相生座をチェックしに、権堂アーケードに入った。
権堂アーケードは、岐阜の柳ヶ瀬みたいな雰囲気だ。

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相生座はすぐ見つかった。

長野をあとにし、松本に戻り大糸線に乗る。
松本から白馬まで、運転席の後ろに陣どり、立ったまま車窓風景を眺めた。
いつもは小学生の鉄道小僧たちと、おとなげない陣取り合戦を繰り広げるところだが、この日は偏屈そうな鉄道ジジイに気後れしたのか、誰も寄ってこなかった。

白馬からバスで宿泊地の栂池高原に向かった。


第2日目 9月23日(日)

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朝、目覚めたら白馬三山がオレンジ色に輝いていた。
モルゲンロートだ。
宿の窓から、ゴンドラリフトの運行開始をまつ乗客たちの列が見えた。
私も急いで列に並んだが、運行が始まったら、立山のアルペンルートのような30分〜40分待ちもなくスムースに栂池自然園に着いた。
自然園の木道をのんびりと歩く。
雨の心配なし。歩いている間はTシャツ1枚で十分だ。
少々手ごわい山道を登りきると、ゴールの展望湿原だ。
白馬岳、杓子岳、白馬鑓岳の白馬三山が目の前だ。

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左手向こうに見えるのは唐松岳だろうか。
視界が良ければ、鹿島槍ヶ岳も見えるという。
後から知ったのだが、今回の3連休で晴れたのはこの23日だけだった。
きっと、善光寺のご利益だ。

紅葉には早かったが、青空のもと、木々や湿地の草が色づきはじめていた。

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ふたたび、長野に戻る。
夕食前に、駅前の繁華街にある映画館・長野千石劇場で『死霊館のシスター』を見た。
場内には私と青年がひとりのふたりだけだった。
映画が始まって少し経ったところで、青年が退場した。
うわ、おひとり様だ。
おひとり様でホラー映画を見るという最悪の事態になってしまった。
ところが、幸か不幸か、『死霊館のシスター』はまったく怖くないホラー映画だった。


9月24日(月)

前夜に引き続き、この日も千石劇場で早朝の8:25から上映の、市川雷蔵版『大菩薩峠』。を見る。
今回もおひとり様だった。
おひとり様の連発には、苦笑いするしかない。
ところで『大菩薩峠』は、これからというところで終わってしまった。
自宅で検索したら、3部作の第1部とある。
なんというか、寸止めにあった気分で、外に出てびっくり。
千石劇場の前に、きっぷをもとめる行列が出来ているではないか。
『カメラを止めるな!』が目当てのようだ。

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次に権堂に移動した。
『止められるか、俺たちを』の上映まで時間があったので、相生座で名古屋で見逃したフランソワ・オゾン監督の『2重螺旋の恋人』を見た。
三日目の疲れのせいか、中盤で落ちてしまった。
そのせいもあって、さっぱり分からない映画だった。

そして、またもや外に出てびっくり。

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『止められるか、俺たちを』の開場までまだ1時間もあるというのに、長い列ができていた.。


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