mixiユーザー(id:3341406)

2018年09月21日12:00

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見徳古墳

先月行ったのだが、書き漏らしていたので、今頃になってレポートする。

今年4月には「恩塚山古墳」について書いた。
参)http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1966338610&owner_id=3341406
今度は「見徳(けんとく)古墳」である。

恩塚山古墳から見徳古墳は、西北西方向へ直線距離で3km程、極く近い。
真っ直ぐ行ける道はないので、車で大回りして行くと15分弱かかる。
現今のマップで言うと、テクノバイパスを北上、浜松市北区にある都田総合公園の北出入口の北側である。
公園駐車場のすぐ北に「沢上墓苑(見徳墓苑と呼んでいる人もいる)」があるが、その丘の上だ。

フォト

写真の左端に墓石が少し見えるだろう。

両古墳共、同じく都田川を見下ろす丘の上に位置している。
都田川沿いの地域は大層歴史が古く、一説には弥生時代以前から人が住んでいたとも言われる。
古墳があちこちにあり、銅鐸その他の遺物が発見されてもいる。

この見徳古墳は、正確には「見徳3号墳」と呼ぶべきものらしく、近くに2号墳4号墳もあったが、開発の途上で失われてしまったようだ。いつの事かはよく判らない。
それ以前には「見徳古墳群」という呼称が通用していた。

恩塚山古墳は、説明板に「今から1300年前(7世紀前半)につくられ」とあった。
今度の見徳古墳の説明板には「7世紀(約1400年前)に造られ」とあるから、こちらの方が少しだけ古いらしい。(その程度の差だと、1000年以上の時間軸にあっては殆ど同じ頃と考えていいのかもしれない。)
やはり誰の墳墓かは特定できていない。
「この古墳に葬られた人は、都田地区の最も有力な家族の一員と思われ」と、見徳古墳のプレートに書かれている。
フォト


サイズ形状も殆ど似ていて、恩塚山が「直径11m(高さ1〜2.5m)ほどの円墳」とあり、こちらは「直径12m、高さ2mほどの円墳」。
恩塚山の方が保存状態が悪い為、高さに幅のある表記になっている。
見徳の方は、大きな公園に隣接し、且つ団地に囲まれた墓苑の中にある為、人の立ち寄りも多く、きれいに整備されている。
恩塚山は荒れ放題で、そのうちに崩れてしまうかもしれない。
市の指定史跡なのだから、保護管理をしっかりしてもらわないといけない。

石室は同じ横穴式だが、その形は少し違う。
見徳の方は、入口から羨道が真っ直ぐ延び、その奥に、同じ向きに掘られた玄室があるが、恩塚山の方にはこう書かれていた、
「一般的な横穴式石室の玄室は縦長ですが、恩塚山古墳の石室は横長の玄室を持つ珍しい形で、静岡県内では唯一のもの」。

勘違いし易いが、羨道の向きと同じ縦長のものも、横長(つまり羨道に対して直角になっている)ものも、両方とも「横穴式石室」と言う。
「竪穴式石室は」、墳墓の頂上から真下に掘られた形のものを言うとの事で、私も間違えていた。
上にあった通り、恩塚山の石室の設置方法は大変珍しいらしい。
どういう訳で近い所にある両墳墓の石室設置方法が変わったのか、それは判っていない。

我々が住まうすぐ間近でこうしたものと接する事ができるというのは、素晴らしい事だ。
 
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