映画日記　『ＭＥＧ ザ・モンスター』

金曜日の夜はアクション映画だ！

２０１８年９月７日（金）

『ＭＥＧ ザ・モンスター』（２０１８年）
監督：ジョン・タートルトーブ
名駅・ミッドランドスクエア シネマ

我らがジェイソン・ステイサムが、深海でひそかに生きていた太古の巨大鮫・メガロドン＝ＭＥＧと死闘を繰り広げる海洋“特撮”アクション映画。
海を走る巨大な背びれ、海底からおねえちゃんたちのばたつく足を見あげるショット、音もなく近づき、ぐわっと広げる大きな口、食らいついたら離れない強烈なあご力の恐怖などなど鮫映画の定番シーンがめじろ押しだ。
ジョージ・ロメロのゾンビ映画と同じように、スピルバーグが作った鮫映画は、今ではすっかり映画ジャンルのひとつだ。

クライマックスの最後の最後が、ジェイソン・ステイサムと巨大鮫のタイマン勝負だった。
なんと生身のジェイソン・ステイサムが巨大鮫を仕留めてしまう。
私が知る限り、『恐竜１００万年』（１９６７年）で、槍で恐竜を串刺しにしたジョン・リチャードソン以来の快挙だ。

話はかわるが、少し前に見た『ランペイジ 巨獣大乱闘』でも、ドウェイン・ジョンソンが怪獣と闘っていた。
アクション俳優ＶＳ巨大獣、この手のパターンが流行っているのかなあ？
次はマ・ドンソク兄貴に、漢江のグエムルを、ラリアット一発で屠ってほしいものだ。

ということで、金曜日の夜にふさわしい、何も考えずに楽しめた１本。
懸命に泳ぐピピンちゃんが笑わせてくれる。