2018年9月1日(土)
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018年)
監督:大根仁
名駅・ミッドランドスクエアシネマ
フザケンナ、オザケンなんか知らないよ!!
と、文句を言いたいところだが、登場する若手と中堅の女優さんたちが良かったので、チャラにする。
つくづく世代というか、年齢差を感じてしまった1本だ。
全編を通じて、私より下の世代の懐メロが流れる。
そのメロディは聞いたことはあるのだが、誰が歌っていたどんな曲なのか、さっぱり分からなかった。
曲を知っていたら、もっと楽しめたはずだ。
唯一、広瀬すずと池田エライザが、屋台のおでん屋でへべれけになるシーンに流れた、森田童子の「僕たちの失敗」だけは分かった。
屋台のおやじを演じていたのが紅テントの不破万作だったこともあり、年寄りの私にも、このシーンはぐっときた。
おっと、あらすじを書くのを忘れてた。
オリジナルの韓国映画と、おおまかなところは同じだとおもう。
ところで、本作に早々とかけつけたのは、オリジナル版で印象的だったボニー・Mが歌う「SUNNY」が流れるのかどうかという一点を知りたかったため。
結局、最後まで「SUNNY」は流れなかった。
かわりに流れたのがオザケンだった。
だったらタイトルに『SUNNY〜』を付けなくてもよいとおもうのだが、何か裏事情があるのだろう。
見どころは、冒頭のあきらかに『ラ・ラ・ランド』を意識したワンカットの群舞シーンと、女優さんたち。
広瀬すずや池田エライザといった美形よりも、グループのリーダーを演じた山本舞香のきりりとした姿が印象的だ。
本作で初めて知ったが、気になる女優さんがまたひとり増えた。
冒頭と同じように、ラストの大団円も登場人物たちが次々とあらわれる群舞シーンだ。
篠原涼子や渡辺直美といった、いわば踊りのプロの中にあって、板谷由夏が恥ずかしそうに踊っていたのが可愛らしい。
おっと、もう1人。
広瀬すずのお婆ちゃんを演じた、ベテラン女優・三田和代の怪演も見どころだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する