地元紙・神奈川新聞で連日のようにPRされているもんだから、どうしたって行きたくなる。
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昨年11月に渋谷で『三沢厚彦 アニマルハウス:謎の館』が企画されたばかりだから、どうせそこで使った作品の巡回ものかと期待もせずに出掛けてみたが、質量とも圧倒的に動物彫刻だらけ。驚いた
『三沢厚彦 ANIMALS in YOKOSUKA』(横須賀美術館)★4.5
全国巡回の一環であるが、現代アートの矜持。巡回されている美術館は、どこも一度は行きたい美術館の数々。
行きたがっている岡山の2館や、必ず行きたい霧島のアートミュージアム。
ここ横須賀美術館は3年ぶり2度目。
眼前に東京湾に浮かぶフェリーを眺め、振り向くと観音崎の森。
屋上にあがると贅沢な芝生の空間が展開されているが、ここには草間彌生か川崎オスカーのなにかを置いてもバチは当たらんものを。
三沢作品の凄いのは、これほどの大振り作品群のほとんどが「作家蔵」。
売れてないのか売ってないのか、しかも、どこに置いてあるのか。
展示室のは「クマ部屋」というのもあり、2mを超えるグリズリーを筆頭に、木彫りのクマだらけ。
マイベストはこちら。
『Animal 2018-01』
三沢作品の多くは、こんな感じで『制作年‐No.』。
あえて動物名を作品に書かないのは、鑑賞者の想像に委ねるのか。
横須賀美術館のカタログによると『麒麟』
夏休みとあって、じいさんやばあさんに連れられたクソガキ、否、お子様たちが「キリンだって〜、へんなの〜」とか言っていたけど、このキリンはキリンビールのような伝説の麒麟。その証拠に彼には羽根があり、角もある。
作品の裏へ廻ると、背中には獅子の顔も彫られているという念の入りよう。
ところが、横須賀美術館を訪れる人の98%は、正面だけ眺めて周囲を観てまわることはしない。
ただ、ワイフさんのように会場を斜線的に横切ることもなく、それなりに数々の動物たちをゆっくり眺め家族連れも楽しんでいた。オールエイジの展覧会。
別の展示室では所蔵品の企画展。
『中園孔二展』★3.
寡聞にして知らなかったが、この作家、1989年神奈川県出身。
東京芸術大を卒業し、将来を嘱望された現代アート作家との解説を読む。
2015年7月、25歳。夏の瀬戸内の海に流され夭折した。
台風13号が迫っているので、水難除けのパワースポットに行くのは必然的だった。
観音崎へ向かう手前、東京湾を見下ろす地に根差す『走水神社』
河童が守り神なのだろうか、本殿裏に鎮座するカッパの置物が可愛い。
涼しさは嬉しいが、東日本縦断が大きな災害につながりませんように。

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