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2018年07月13日23:21

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《ミュージカル》海老太

タガが外れたような舞台三昧。
手許に”ぴあ”があれば、この100倍はタガを外す。
なので、ぴあ復刊は良し悪し(当社比)ハート達(複数ハート)
フォト
『エビータ』(シアターオーブ)★5.
ロイド=ウェバー+ティム・ライス。
ジーザスに続く、22世紀に残すべきミュージカル遺産。
「ウェバーが実在する偉人を描く唯一の作品」と何かの解説で読んだが、ジーザスは実在しなかったのだろうか。
2022年ほど昔のことなので、ぼくは知らない。

エビータが心に刺さったのは以前も日記に書いたが、高校生の頃。
貴公子仮面・クレイダーマンのピアノに誘われて、アルゼンチンと共に泣いていた。
その後、マドンナの映画に出逢い、さらには劇団四季へと王道を往く。
この度、初めて本場ものが来日公演と知り、発売日初日に11列目センターを手に入れた。

日本からは極めて離れた南米の政治もので、しかもダイアローグのすべてに音楽が付けられている完全なミュージカル。
一見さん、お断り的な作品かと曲解し、ワイフさんはもちろんのこと、この作品に誰かをお誘いしようなどと見当つかず、ルーティンのようにペアで仕入れる勇気はなかった。
ストーリーテラーであるチェッ、ゲバ等。
JCSSのユダが乗り移ったような皮肉たっぷりの狂言回し。
主役を喰っての名演は、その証拠にカーテンコールではエビータよりも多くの拍手と指笛(当社発)をもらっていた。

アルゼンチンの映画館から開幕するおなじみのスタートは、チェが歌う"Oh What a Circus"からの "Don't Cry for Me Argentina"リプライズを聴いただけで、この日、この場所に来た意味を見出した。
マイベストエビータの"Another Suitcase in Another Hall"。
そして、1幕目ラストの"A New Argentina" の大合唱で、55分の幕が下りる。

意外と多い男性客が小便器に並んでいる。
振り返って女子トイレを見ると、行儀よく横3列に並んでの大行列。
休憩時間20分で間に合うのだろうか。
おそらく、後方のあの女性陣たちは手を洗わないずに、手のひらをペロンと拭いて出てくるはずだ。

本公演は全幕英語劇。
カエル用なのだろうか、日本語字幕が舞台から左右離れた両サイドに流れてくる。
TOEIC 200点(謙遜)とはいえ、ブロードウェイやウエストエンドで字幕なしの舞台を観たことのあるおいらなので、心配ゴム用。否、心配ご無用。
さらに、おいらときたら永年映画を観てきたお陰で、謄写型視力(字幕を瞬間に見ただけで読めてしまう=速読術に近いもの)能力が備わっているものだから、視界の端に字幕を捉え、舞台を観ながらダイアローグを理解する。
周りの人々のキョロキョロ具合を視野の端から見ていたら、少し酔って気持ち悪い。
3階席で視力0.5の人は、もう諦めてカエルがいい。

2幕、60分。
エビータがバルコニーで熱唱する"Don't Cry for Me Argentina"泣き顔
ここで泣かずにどこで泣く泣き顔
嗚呼、川崎オスカーよ、泣かないでキスマーク

ラストは意外とあっさりしたファクトを語って幕が下りる。チェッ。
シアターオーブではよく見かける「リピートチケット」売り場。
そして、グッズ売り場。
多くの公演では閑古鳥しかやってこないこの場所に、今夜は閉幕後にもかかわらず多くのおばさんたちが立ち寄って黄色い財布を出し入れしている。
それほど感動を残しておこうという意識は、おいらさえ同調できる。
情けないことに、エビータの人気の深さを少しなめていた。ペロン。



本情報誌『ぴあ』がスマホアプリとして復活 8月末に本創刊
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5198903
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